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コラム

暖房器具の電気代は、消費電力×時間×単価で決まる

暖房器具の電気代を比較【北海道の冬】エアコン・オイルヒーター・電気ストーブ

2026-11-03
この記事は2026/11/06に更新されています。

この記事の監修者

行方 匡胤
所属団体 株式会社エコテックジャパン 代表取締役
氏名 行方 匡胤
これまでの経験 札幌市、釧路市、江別市、帯広市、函館市など北海道全域に加え、福島県など道外でも実績多数。「太陽光+蓄電池+V2H」の同時設置や、カーポートタイプ、オール電化(エコキュート・暖房)との連携など、複雑な施工を得意としています。補助金活用からアフターフォローまでトータルでサポートします。 2025年1月家庭用蓄電池の累計販売台数No.1のトップメーカーニチコン株式会社様より全国で初めて感謝状を受領 当サイトのコラムを監修する行方匡胤の詳しいプロフィール・実績・対談は監修者紹介ページをご覧ください。 続きを読む
行方 匡胤
所属団体
株式会社エコテックジャパン 代表取締役
氏名
行方 匡胤
これまでの経験
札幌市、釧路市、江別市、帯広市、函館市など北海道全域に加え、福島県など道外でも実績多数。「太陽光+蓄電池+V2H」の同時設置や、カーポートタイプ、オール電化(エコキュート・暖房)との連携など、複雑な施工を得意としています。補助金活用からアフターフォローまでトータルでサポートします。

2025年1月家庭用蓄電池の累計販売台数No.1のトップメーカーニチコン株式会社様より全国で初めて感謝状を受領

当サイトのコラムを監修する行方匡胤の詳しいプロフィール・実績・対談は監修者紹介ページをご覧ください。
保有資格
エネルギー管理士 / 第二種電気工事士 / 太陽光発電アドバイザー
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最終更新日:(公開日:2026年11月3日)

暖房器具の電気代は、1日8時間・30日使うと、電気毛布が約410円、電気ストーブ(800W)が約5,950円、オイルヒーター(1,500W)が最大約11,280円です(1kWh=31円で計算)。同じ暖かさなら、エアコンの電気代は電気ヒーターの3分の1から2分の1です。北海道電力の単価に近い42円で計算すると、金額は約35%高くなります。

暖房器具の電気代は、消費電力×時間×単価で決まる

暖房器具の電気代は、消費電力×時間×単価で決まる

暖房器具の電気代は、次の式で出せます。

電気代(円)=消費電力(kW)×使用時間(時間)×電力量料金の単価(円/kWh)

たとえば、消費電力800W(0.8kW)の電気ストーブを1時間使うと、0.8kW×1時間×31円で24.8円です。消費電力は、器具のラベルや取扱説明書にある「定格消費電力」で確かめます。

本記事で使う2つの単価

  • 31円/kWh:全国家庭電気製品公正取引協議会が、電気製品の電気代を表示するときの目安として示す単価です(税込、令和4年7月22日改定)。
  • 42円/kWh:北海道電力の従量電灯Bの電力量料金のうち、月120kWhを超え280kWhまでの第2段階(42円06銭、2026年11月1日実施)を丸めた値です。

従量電灯Bの第1段階(120kWhまで)は35円77銭、第3段階(280kWh超)は45円78銭です。このほかに、燃料費等調整額(低圧、2026年11月分は1kWhあたりマイナス4円54銭)と再エネ賦課金(同4円18銭)が加わります。42円は、これらを含まない電力量料金だけの仮置きで、実際の単価は契約と月によって変わります。

冬は暖房で月の使用量が増えます。280kWhを超えた分には45円78銭がかかります。たとえば、800Wの電気ストーブを1日8時間・30日使うと192kWhで、そのすべてに45円78銭がかかったと仮定すると約8,790円です。北海道の電気代が高くなる背景は、北海道の電気代はなぜ高い?全国平均との比較と家庭でできる対策にまとめています。

暖房器具別の電気代は、電気毛布の約410円からオイルヒーターの約11,280円まで

暖房器具別の電気代は、電気毛布の約410円からオイルヒーターの約11,280円まで

1日8時間・30日(240時間)使った場合の目安です。公表されている1時間あたりの金額に240時間を掛け、公表のない器具は定格消費電力から計算しました。

暖房器具 前提(出典) 1時間(31円) 1か月(31円) 1か月(42円)
電気毛布(強) 室温10℃(パナソニック DB-RM4M) 約1.7円 約410円 約550円
ホットカーペット(2畳) 室温15℃・中(パナソニック DC-2NK) 約7.1円 約1,700円 約2,310円
こたつ パナソニック DK-12CT/S 約7.45円 約1,790円 約2,420円
電気ストーブ(強) 800W(山善 DS-D086の定格) 24.8円 約5,950円 約8,060円
カーボンヒーター 600W(山善 DCT-J063の定格) 18.6円 約4,460円 約6,050円
セラミックファンヒーター 1,200W(山善 DHF-K123、50Hz表示) 37.2円 約8,930円 約12,100円
オイルヒーター(最大出力) 1,500W(デロンギの公表値) 約47円 約11,280円 約15,280円

42円の列は、31円の列に42÷31を掛けた値です。山善の公式ページの電気代は1kWhあたり27円で計算されているため、定格消費電力から計算し直しました。

体を温める器具と、部屋を暖める器具

電気毛布、ホットカーペット、こたつは、体や足元を直接温める器具で、電気代は月に数百円から2,000円台です。ホットカーペットは大きさで変わり、1畳は1時間約3.7円(月約890円)、3畳は約10.4円(月約2,500円)です。

部屋全体を暖める電気ストーブ、ファンヒーター、オイルヒーターは、消費電力が600Wから1,500Wと大きく、月の電気代も数千円から1万円台です。

パネルヒーターの電気代はパネルヒーターの電気代は月いくら?北海道の冬の目安と安くする方法、蓄熱暖房機の維持費は蓄熱暖房機の電気代は高い?北海道での維持費とエアコン・エコキュートへの切り替え判断で、それぞれ詳しく扱っています。

オイルヒーターの電気代は、出力の切り替えで大きく変わる

オイルヒーターの電気代は、出力の切り替えで大きく変わる

デロンギは、公式FAQで、機種ごとの1時間あたりの電気代を出力別に公表しています(1kWh=31円)。

機種・出力 1時間(31円) 1か月(31円) 1か月(42円)
1,500W・最大 約47円 約11,280円 約15,280円
1,500W・中 約28円 約6,720円 約9,100円
1,500W・弱 約19円 約4,560円 約6,180円
1,200W・最大 約37円 約8,880円 約12,030円
1,200W・中 約22円 約5,280円 約7,150円
1,200W・弱 約16円 約3,840円 約5,200円

1か月は、公表された1時間あたりの金額に1日8時間・30日(240時間)を掛けた値で、42円の列は31円の列に42÷31を掛けています。

最大出力は、電気代の上限に近い値

1,500Wの最大出力で8時間つけると、約376円(47円×8時間)、42円なら約510円です。ただし、最大出力で動き続けるのは、主に部屋が暖まるまでの間です。温度調節機能のある機種は、設定温度に近づくと出力を下げるため、実際の電気代は表の値以下になる場合があります。

1,500Wの出力を「最大」から「中」にすると、1時間あたりの電気代は約47円から約28円へ、4割ほど下がります。「弱」は約19円で、最大の4割程度です。

広い部屋では最大出力の時間が長くなる

部屋が広い、窓が多い、外気温が低いといった条件では、設定温度に届くまでの時間が長くなり、最大出力の時間が増えます。北海道の冬にオイルヒーターだけで部屋を暖めると、表の「最大」に近い電気代になる場合があります。

電気ストーブ・カーボンヒーター・ファンヒーターの電気代

電気ストーブ・カーボンヒーター・ファンヒーターの電気代

ハロゲン、カーボン、シーズ、セラミックと、電気ストーブには熱の出し方が異なる種類があります。電気代は定格消費電力で決まります。同じ消費電力の機種なら、方式が違っても電気代は変わりません。

電気ストーブ

山善の電気ストーブDS-D086は、強800W、弱400Wの2段階です。1時間あたりの電気代は、強が24.8円、弱が12.4円です(31円)。1日8時間・30日で、強は約5,950円(42円なら約8,060円)、弱は約2,980円(42円なら約4,030円)になります。

カーボンヒーター

山善のカーボンヒーターDCT-J063は、600Wの機種です。1時間あたり18.6円で、1日8時間・30日なら約4,460円(42円なら約6,050円)です。同じ時間使うと、800Wの電気ストーブ(強)の4分の3の電気代になります。

セラミックファンヒーター

山善のセラミックファンヒーターDHF-K123の定格消費電力は、50Hzで1,200W、60Hzで1,100Wです。電気代は大きい方の1,200Wで計算します。1時間あたり37.2円で、1日8時間・30日なら約8,930円(42円なら約12,100円)です。温風で暖める器具で、使う時間が長いほど電気代が積み上がります。

800W以上の器具は、1時間あたり25円前後からです。1,200Wの器具は、1日8時間でも月の電気代が9,000円近くになります。時間を区切って使うことが、電気代を抑える基本です。

同じ暖かさで比べると、エアコンの電気代は電気ヒーターの3分の1から2分の1

同じ暖かさで比べると、エアコンの電気代は電気ヒーターの3分の1から2分の1

ここまでの表は、器具ごとの電気代の比較です。出せる熱の量は器具で違うため、暖房としての比較には使えません。暖房の電気代を比べるときは、同じ量の熱を出すのに電気を何kWh使うかで見ます。

前提は、既存記事の灯油ストーブとエアコン暖房はどちらが安い?北海道の燃料費を比較と同じです。1部屋に必要な暖房能力を3kW、使用を1日10時間・30日として、1か月に900kWh分の熱を出すと置きます。

暖房の方式 1か月の使用電力量 電気代(31円) 電気代(42円)
電気ヒーター(COP約1) 900kWh 27,900円 37,800円
エアコン(COP2.0) 450kWh 13,950円 18,900円
エアコン(COP2.5) 360kWh 11,160円 15,120円
エアコン(COP3.0) 300kWh 9,300円 12,600円

COPは、暖房で出す熱の量(kW)を消費電力(kW)で割った値です。電気ヒーターは使った電気がほぼ熱になるため、COPは約1です。エアコンは外の空気の熱を集めて室内に運ぶため、1の電気で1より多くの熱を出します。ヒートポンプ・蓄熱センターは、ヒートポンプが1の電気エネルギーで3〜7倍の熱エネルギーを生み出すと説明しています。外気温が低い北海道の冬は、この数字より低くなるため、COP2.0〜3.0で置きました。

この条件では、エアコンの電気代は、電気ヒーターの3分の1(COP3.0)から2分の1(COP2.0)です。灯油との比較は上の既存記事にまとめています。寒冷地向けのエアコンの選び方と電気代は、寒冷地エアコンとは?北海道のエアコン暖房の電気代と選び方・設置の注意点で扱っています。

3kWの暖房能力が部屋に必要かどうかは、広さと断熱の性能で変わります。電気ストーブ800Wの暖房能力は0.8kWで、3kWの4分の1ほどです。

北海道の冬は暖房期間が長く、停電とブレーカーにも備える

北海道の冬は暖房期間が長く、停電とブレーカーにも備える

暖房が必要な期間は約6か月

気象庁の札幌の平年値(1991〜2020年)では、月平均気温は10月が12.1℃、11月が5.2℃、12月がマイナス0.9℃、1月がマイナス3.2℃、2月がマイナス2.7℃、3月が1.1℃、4月が7.3℃、5月が13.0℃です。平均気温が10℃を下回るのは、11月から4月の6か月です。

800Wの電気ストーブを毎日8時間、6か月使うと、31円で約35,700円、42円で約48,400円です。月額の6倍は、毎月同じ時間使った場合の目安です。

寒さは地域でも違います。1月の日最低気温の平年値は、札幌がマイナス6.4℃、旭川がマイナス11.7℃です(気象庁)。冷え込みが強い地域ほど、同じ室温を保つのに必要な熱は多くなります。

停電すると、電気の暖房器具は止まる

電気ストーブ、オイルヒーター、ファンヒーターは、停電すると使えません。蓄電池から給電する場合も、使える時間は容量で決まります。容量10kWhを使い切れると仮定した理論値では、400Wの器具は25時間、800Wは12.5時間、1,500Wは約6.7時間です。実際の蓄電池は、変換の損失や、残量を残す設定があるため、これより短くなります。冬の停電への備えは、札幌市で蓄電池が停電・防災対策に必要な理由で扱っています。

暖房器具を同時に使うと、ブレーカーの上限に届く

電流(A)は、消費電力(W)を電圧100Vで割って求めます。1,500Wは15A、1,200Wは12A、800Wは8Aです。1,500Wのオイルヒーターと1,200Wのファンヒーターを同時に使うと、2台で27Aになります。契約が30Aなら、ほかの家電と重なった時点で上限を超えます。

契約アンペアを上げると、従量電灯Bの基本料金は10Aごとに月572円10銭ずつ増えます(30Aは1,716円30銭、40Aは2,288円40銭)。暖房器具の台数を増やす前に、使う時間帯をずらす方法もあります。

暖房の電気代を下げる4つの方法

暖房の電気代を下げる4つの方法
  1. 使う部屋と時間を絞る。電気代は使用時間に比例します。人のいない部屋では止め、タイマーやオートオフがある器具は使います。
  2. 窓から逃げる熱を減らす。厚手のカーテンや内窓で、室内の熱が外へ出るのを抑えます。内窓は、既存の窓の内側にもう1枚窓を付けて、空気の層をつくる方法です。熱が逃げにくい部屋は、同じ暖房でも設定温度に届くまでの時間が短くなります。
  3. 長く使う部屋の主暖房をエアコンにする。前の章の表の前提では、同じ暖かさならエアコンの電気代は電気ヒーターの3分の1から2分の1です。電気ヒーターは、脱衣所や足元の補助に回します。エアコンの取り付けには、室外機の設置と電気工事が必要です。
  4. 料金プランを確かめる。北海道電力のエネとくスマートは、2026年11月1日以降、日中(8〜22時、日曜・祝日等を除く)が38円30銭、夜間・日祝が29円52銭です。対象は、ヒートポンプ式の電気暖房機(エアコンを除く)を使う、エアコンを使いすべての給湯設備の熱源を電気でまかなう、ヒートポンプ式の電気給湯器を使う、などの条件のいずれかに当てはまる場合です。電気ストーブやオイルヒーターだけを使う家庭は、この条件に当たりません。仕組みは北海道電力のオール電化向け料金プランの比較と選び方にまとめています。

エアコンへの切り替えや、料金プランの見直しは、家の断熱や契約の状況によって効果が変わります。現地の状況を確認してから、ご案内します。

北海道での施工事例

エコテックジャパンの施工実績は、累計7,504件です(2026年9月時点)。

エアコンなどの施工は施工事例、お客様の感想はお客様の声でご覧いただけます。

江別市でエアコンを含む設備を設置した例は、江別市 T様邸【太陽光+蓄電池+エアコン+エコキュート+IH】設置工事にあります。

よくある質問

Q. 電気代が高い暖房器具は、どれですか

本記事の表では、1,500Wのオイルヒーターの最大出力が、1時間あたり約47円で最も高くなります。次いで、1,200Wのセラミックファンヒーターが37.2円、800Wの電気ストーブ(強)が24.8円です(1kWh=31円)。同じ時間使うなら、消費電力が大きい器具ほど電気代は高くなります。

Q. オイルヒーターを一晩つけっぱなしにすると、電気代はいくらですか

1,500Wの最大出力で8時間なら、約376円(31円)、約510円(42円)です。最大出力で動き続けた場合の上限の目安で、温度調節機能のある機種は、実際はこれより低くなる場合があります。

Q. 電気ストーブの電気代は、1か月でいくらですか

800Wの強で1日8時間・30日使うと、約5,950円(31円)、約8,060円(42円)です。弱(400W)なら約2,980円と約4,030円です。

Q. 電気ヒーターよりエアコンのほうが、電気代は安いですか

同じ暖かさを出す場合は、エアコンのほうが安くなります。3kWの暖房能力で1日10時間・30日使うと、電気ヒーターは27,900円、エアコン(COP2.0〜3.0)は9,300〜13,950円です(31円)。

Q. 停電したとき、電気の暖房器具は使えますか

使えません。電気ストーブ、オイルヒーター、ファンヒーターは、停電すると止まります。蓄電池から給電する場合は、容量10kWhで800Wの器具を動かせるのは、理論上12.5時間までです。

Q. 暖房器具を同時に使うと、ブレーカーが落ちるのはなぜですか

契約アンペアを超える電流が流れるためです。電流(A)は消費電力(W)÷100Vで求めます。1,500Wは15A、1,200Wは12Aで、2台なら27Aです。契約が30Aなら、ほかの家電と重なると上限を超えます。

暖房費の見直しはエコテックジャパンにご相談ください

暖房の電気代は、器具の入れ替えや料金プランの見直しで下がる場合があります。エコテックジャパンは、札幌市清田区を拠点に、北海道全域でエアコンの取り付け、オール電化、太陽光発電、蓄電池のご相談を承っています。ご相談とお見積りは、お見積りフォームhttps://ecotec-j.com/inquiry/、またはお電話 0800-800-1558 までお寄せください。

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