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開く最終更新日:(公開日:2026年11月3日)
床暖房の電気代は、10畳で1日8時間・30日使うと、電気式が月約7,800円、ヒートポンプ式の温水式が月約4,500円です(床温約30℃、1kWh=31円で計算)。北海道電力の単価に近い42円で計算し直すと、約10,600円と約6,100円になります。金額は大阪ガスの試算を元にした目安で、北海道の外気温で測った値ではありません。
北海道のオール電化の電気代と灯油との比較は「北海道のオール電化ガイド」にまとめています。

床暖房は、床下に入れたヒーターや温水の配管で床を温め、足元から部屋を暖める設備です。電気代のかかり方は、床を温める熱をどうつくるかで変わります。
| 方式 | 熱のつくり方 | 電気代のかかり方 | 停電したとき |
|---|---|---|---|
| 電気式(電熱線・PTCヒーター) | 床下のヒーターが電気で発熱する | ヒーターの消費電力に、使った時間と単価を掛ける | 電気で発熱するため、停電中は暖まらない |
| 電気式(蓄熱式・深夜電力利用型) | 夜間の電気で熱をためて、日中に放熱する | 夜間にためる電力に、単価を掛ける | パナソニックの深夜電力利用型は、1分以上の停電で時刻などの設定が消え、設定し直すまで夜間に蓄熱できない |
| 温水式(ヒートポンプ熱源) | ヒートポンプでつくった温水を、床下の配管に循環させる | 熱源機の消費電力に、使った時間と単価を掛ける | 機種によって異なる |
| 温水式(ガス・灯油熱源) | ガスや灯油のボイラーでつくった温水を、床下の配管に循環させる | 主な費用はガス代・灯油代で、電気の使い方は機種による | 機種によって異なる |
電気式の電気代は、次の式で出せます。
電気代(円)=消費電力(kW)×使用時間(時間)×電力量料金の単価(円/kWh)
大阪ガスの比較表では、10畳の電気式床暖房の消費電力を約1,130W(1.13kW)としています。1時間使うと、1.13kW×1時間×31円で約35円です。温水式は、熱源機の機種ごとに消費電力が異なるため、メーカーや都市ガス会社の試算値で確かめます。
単価の31円は、全国家庭電気製品公正取引協議会が、電気製品の電気代を表示するときの目安として示す単価です(税込、令和4年7月22日改定)。大阪ガスの試算も、この単価を使っています。電気を熱にして使う暖房の電気代はパネルヒーターの電気代は月いくら?北海道の冬の目安と安くする方法に、夜間の電気で熱をためる暖房機の電気代は蓄熱暖房機の電気代は高い?北海道での維持費とエアコン・エコキュートへの切り替え判断にまとめています。

大阪ガスは、床暖房の電気代を、10畳間の58.9%に床暖房を敷設し、1日8時間・30日、室温約20℃で運転した場合の月額で示しています(1kWh=31円)。
| 方式(1日8時間・30日・31円) | 6畳 | 8畳 | 10畳 | 12畳 | 16畳 |
|---|---|---|---|---|---|
| 電気式(床温約25℃) | 約2,300円 | 約2,800円 | 約3,500円 | 約4,400円 | 約6,000円 |
| 電気式(床温約30℃) | 約5,000円 | 約6,200円 | 約7,800円 | 約9,700円 | 約13,100円 |
| ヒートポンプ式温水(床温約30℃) | 記載なし | 約3,400円 | 約4,500円 | 約5,600円 | 約7,500円 |
敷設面積の前提として確かめられたのは10畳の58.9%で、この記事は10畳を基準に読みます。10畳で床温を約25℃にすると月約3,500円、約30℃にすると月約7,800円で、床温が5℃違うと電気代は約2.2倍になります。床温約30℃のまま24時間つけっぱなしにすると、8時間の3倍の約23,400円です。
1時間約35円を8時間・30日に掛けると約8,400円で、大阪ガスが示す月額の約7,800円とは約600円の差があります。この記事は、公表された月額の約7,800円を使います。
パナソニックの電気式床暖房には、100Vタイプと200Vタイプがあります。ヒーターには、温度が上がると自らの発熱を抑えるPTCヒーターがあり、同社は、日光で暖まった部分の発熱が抑えられると説明しています。
同社は、電気代が約3%、年間約1,300円節約できると示しています。比較の対象はページに明記されていません。条件は、10畳プラン、木造・合板下地、1日8時間・年165日、床温約30℃、31円です。

温水式は、熱源機でつくった温水を床下の配管に循環させて、床を温めます。熱源は、ヒートポンプ、ガス、灯油の3種類です。電気代を中心に見るのはヒートポンプ熱源の場合で、ガスや灯油が熱源の場合は燃料代を分けて見ます。
ヒートポンプ式は、ヒートポンプでつくった温水で床を温める方式です。ダイキンは、空気の熱を利用する、エアコンでおなじみの高効率ヒートポンプ方式と説明しています。大阪ガスの試算では、10畳・床温約30℃で月約4,500円です。同じ条件の電気式(約7,800円)の約6割にあたります。24時間つけっぱなしでは約13,500円です。
ダイキンの試算は、前提が異なります。東京で、次世代省エネ基準の住宅、床暖房の対象面積が20畳、11月から4月まで6〜9時と17〜22時(1日8時間)、31円の条件で、ヒートポンプ式温水床暖房は年間15,500円です。月に直すと約2,600円で、大阪ガスの10畳の数字より低くなっています。地域、住宅の断熱、運転する時間帯で、電気代は大きく変わります。
大阪ガスの試算では、石油ボイラー式の10畳(床温約30℃)は、月約5,800円の灯油代です。前提は、灯油1リットル112円、燃焼効率80%です。使う灯油は約52リットルで、既存記事の北海道の配達価格148円/L(2026年9月14日調査)で計算し直すと、約7,700円になります。灯油の価格と暖房の費用は、灯油ストーブとエアコン暖房はどちらが安い?北海道の燃料費を比較で扱っています。
ガス式の温水床暖房には、ガス料金がかかります。ダイキンの東京の試算では、ガス式が年間28,300円、ヒートポンプ式が15,500円です。ガスの単価は東京ガスの約款で計算されているため、北海道の都市ガスやLPガスの料金には、そのまま当てはめられません。

大阪ガスは、10畳の床暖房とエアコン暖房の電気代を、同じ表で比べています。床温は約30℃、単価は31円です。
| 暖房(10畳) | 1時間 | 1か月(8時間・30日) | 1か月(24時間・30日) |
|---|---|---|---|
| 電気式床暖房 | 約35円 | 約7,800円 | 約23,400円 |
| ヒートポンプ式温水床暖房 | 約18.75円 | 約4,500円 | 約13,500円 |
| エアコン暖房(消費電力約660W) | 約20.46円 | 約4,910円 | 約14,730円 |
1日8時間・30日では、電気式床暖房の約7,800円は、エアコンの約4,910円の約1.6倍です。ヒートポンプ式の約4,500円は、エアコンよりやや低くなっています。
この比較には、次の3つの前提があります。
単価を42円にすると、エアコンの月額は約6,700円です(約4,910円÷31円×42円)。電気式床暖房は約10,600円、ヒートポンプ式は約6,100円になります。寒冷地向けのエアコンの電気代と選び方は、寒冷地エアコンとは?北海道のエアコン暖房の電気代と選び方・設置の注意点にまとめています。

北海道電力の従量電灯Bは、使用量が増えるほど単価が上がります。2026年11月1日実施の電力量料金は、120kWhまでが35円77銭、120kWhを超え280kWhまでが42円06銭、280kWh超が45円78銭です。ほかに、燃料費等調整額(低圧、2026年11月分は1kWhあたりマイナス4円54銭)と再エネ賦課金(同4円18銭)が加わります。
次の表の42円は、第2段階の42円06銭を丸めた値で、燃料費等調整額と再エネ賦課金を含みません。大阪ガスの月額を31円で割ってkWhに戻し、42円を掛けました。
| 方式(10畳・1日8時間・30日) | 31円 | 42円 | 暖房期間6か月(42円) |
|---|---|---|---|
| 電気式(床温約25℃) | 約3,500円 | 約4,700円 | 約28,200円 |
| 電気式(床温約30℃) | 約7,800円 | 約10,600円 | 約63,600円 |
| ヒートポンプ式温水(床温約30℃) | 約4,500円 | 約6,100円 | 約36,600円 |
冬は使用量が増え、280kWhを超えた分には45円78銭がかかります。床暖房を使う前に280kWhを超えている月を想定し、床暖房の分のすべてに45円78銭がかかると仮定すると、電気式(床温約30℃)は約11,500円、ヒートポンプ式は約6,600円です。
気象庁の札幌の平年値(1991〜2020年)で、月平均気温は11月が5.2℃、12月がマイナス0.9℃、1月がマイナス3.2℃、2月がマイナス2.7℃、3月が1.1℃、4月が7.3℃、5月が13.0℃です。平均気温が10℃を下回るのは、11月から4月の6か月です。
表の6か月は、月額の6倍です。11月と4月は気温が比較的高いため、実際はこれより低くなる場合があります。
電気式床暖房の消費電力は、10畳で約1,130Wです。100Vで使う場合は約11Aで、契約が30Aの家庭では、ほかの家電と重なると上限に近づきます。契約アンペアを上げると、従量電灯Bの基本料金は10Aごとに月572円10銭増えます(30Aは1,716円30銭、40Aは2,288円40銭)。
停電すると、電気式の床暖房は暖まりません。温水式は機種によって停電時の動作が異なるため、取扱説明書で確かめます。冬の停電への備えは、札幌市で蓄電池が停電・防災対策に必要な理由で扱っています。

太陽光発電と蓄電池がある家庭では、昼に発電した電気や、蓄電池にためた電気を床暖房に使い、電力会社から買う電気を減らす方法もあります。北海道の冬は日照時間が短く、積雪もあるため、発電量は夏より減ります。導入を考えるときは、発電量と暖房の使用量を合わせた試算が必要です。
北海道のオール電化の電気代の全体像は北海道のオール電化の電気代はいくら?冬の目安と灯油比較に、電気代が高くなる背景は北海道の電気代はなぜ高い?全国平均との比較と家庭でできる対策にまとめています。
エコテックジャパンの施工実績は、累計7,504件です(2026年9月時点)。
エアコンや太陽光発電、蓄電池の施工は施工事例、お客様の感想はお客様の声でご覧いただけます。
10畳・1日8時間・30日で、電気式は床温約30℃なら月約7,800円、約25℃なら約3,500円、ヒートポンプ式の温水式は約4,500円です(1kWh=31円、大阪ガスの試算)。北海道電力の単価に近い42円で計算すると、それぞれ約10,600円、約4,700円、約6,100円です。
10畳・床温約30℃で24時間つけると、電気式は月約23,400円、ヒートポンプ式は約13,500円です(31円)。1日8時間の3倍の金額です。42円で計算すると、電気式が約31,700円、ヒートポンプ式が約18,300円です。
大阪ガスの10畳の試算では、エアコン(月約4,910円)より電気式床暖房(約7,800円)が高く、ヒートポンプ式の温水床暖房(約4,500円)はやや低くなっています(1日8時間・30日、31円)。北海道の冬は外気温が低く、エアコンもヒートポンプ式の床暖房も効率が下がるため、金額は上がる場合があります。
札幌では、平均気温が10℃を下回るのが11月から4月の6か月です。10畳・1日8時間を毎月続けた場合、42円で計算すると、6か月で電気式(床温約30℃)が約63,600円、ヒートポンプ式の温水式が約36,600円です。11月と4月は気温が高いため、実際はこれより低くなる場合があります。
床温の設定を下げる、使う時間と広さを絞る、窓の断熱を見直す、料金プランを確かめる、の4つがあります。10畳の電気式は、床温を約30℃から約25℃に下げると、月約7,800円から約3,500円になります(大阪ガスの試算、31円)。
電気式は使えません。電気で発熱するため、停電中は暖まりません。温水式は機種によって異なるため、取扱説明書で確かめます。パナソニックの深夜電力利用型は、1分以上の停電で時刻などの設定が消え、設定し直すまで夜間に蓄熱できません。
床暖房の電気代は、料金プランの見直しや、エアコン・太陽光発電・蓄電池との組み合わせで変わる場合があります。エコテックジャパンは、札幌市清田区を拠点に、北海道全域でエアコンの取り付け、オール電化、太陽光発電、蓄電池のご相談を承っています。床暖房の電気代が気になる場合も、まずはご相談ください。ご相談とお見積りは、お見積りフォームhttps://ecotec-j.com/inquiry/、またはお電話 0800-800-1558 までお寄せください。
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