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家庭用蓄電池の価格は、工事費を含めて1kWhあたり約17〜22万円が目安です。5kWhで85〜110万円、10kWhで170〜220万円になります(2026年11月時点、補助事業を使わずに導入する場合の計算値)。国の家庭向け補助は2026年5月に受付を終了し、札幌市の補助は最大6.4万円です。補助を引いても、総額の大半は容量と機種で決まります。
北海道での蓄電池の容量・価格・停電への備えは「北海道の家庭用蓄電池ガイド」にまとめています。

蓄電池の価格は、本体などの設備費と、設置にかかる工事費の合計です。比べるときは、総額を1kWhあたりの価格に直します。容量が違う見積りを、同じ物差しで並べられるためです。
経済産業省の定置用蓄電システム普及拡大検討会の資料(2024年11月、2025年1月)では、補助事業を使わずに導入する場合の標準的な水準を、設備費が1kWhあたり15〜20万円、工事費が同2万円程度としています。合わせた17〜22万円を、以降の計算に使います。
同じ資料には、国の補助事業の実績もあります。2023年度の設備費11.1万円のうち、電池部分は約5.6万円と推計されています。電池部分以外の設備費は、差し引きで約5.5万円です。3つの数字は、前提がそれぞれ異なります。
| 区分 | 1kWhあたりの価格 | 前提 |
|---|---|---|
| 国の補助事業の実績(2023年度) | 約12.1万円(設備費11.1万円+工事費1.0万円) | 補助事業のデータ。導入価格に上限の要件があった(2023年度は14.1万円以下) |
| 補助事業以外の標準的な水準 | 約17〜22万円(設備費15〜20万円+工事費2万円程度) | 検討会資料の記載(2024年11月、2025年1月) |
| 2030年度の国の目標(家庭用) | 7万円以下(工事費を含む) | 税抜。目標であり、現在の価格ではない |
補助事業の数字には、価格の上限という条件が付いていました。補助を受けない購入に、そのまま当てはめることはできません。2030年度の7万円は、国が目指す水準です。
17〜22万円が税込か税抜かは、資料の記載から確認できませんでした。見積りを比べるときは、税込か税抜かをそろえて見ます。

1kWhあたり17〜22万円に容量を掛けた、工事費を含む総額の目安です。実際の見積りとは異なります。
| 容量 | 総額の目安(計算値) | 計算 |
|---|---|---|
| 5kWh | 85〜110万円 | 17万円×5〜22万円×5 |
| 7kWh | 119〜154万円 | 17万円×7〜22万円×7 |
| 10kWh | 170〜220万円 | 17万円×10〜22万円×10 |
見積りの1kWhあたりの価格は、総額を容量で割ると出せます。たとえば、8kWhで150万円の見積りなら、150万円÷8kWhで約18.8万円です。この値が17〜22万円に収まっていれば、目安の範囲内です。
実際の見積りは、この幅に収まらないことがあります。理由を次に挙げます。
目安を大きく外れる見積りは、機種と工事の範囲を、次の節の項目で確かめます。機種ごとの寒冷地での使い方は、テスラPowerwallは北海道で使える?氷点下の動作と設置条件にまとめています。価格の目安1行は、親記事の北海道の家庭用蓄電池ガイドにもあります。

経済産業省の資料では、工事費は基礎、据付、電気、付帯工事などで構成され、含める範囲は事業者によって異なるとされています。同じ「工事費込み」の表示でも、中身は見積りごとに違う場合があります。
見積書では、次の項目を確認します。
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 本体の型番と容量 | 型番、容量(kWh)。メーカーが示す容量が、定格か、実際に使える容量かも見る |
| 工事費の内訳 | 基礎、据付、電気工事、配線、既存の分電盤まわりの工事が、どこまで含まれるか |
| 停電時に使える範囲 | 全負荷か特定負荷か。100Vのみか、200V機器にも使えるか |
| 太陽光との接続 | 太陽光があるとき、既存のパワコンを残すか、交換するか |
| 設置場所 | 屋内か屋外か。配線の経路と、本体の置き場所 |
| 申請の手続き | 補助金や電力会社への申請を、どこまで代行するか |
| 保証 | メーカー保証と工事保証の年数と範囲 |
| 税の扱い | 税込か、税抜か |
工事費が「一式」とだけ書かれている見積りは、内訳の項目を書面で出してもらうと、比べやすくなります。
2社から見積りを取った場合は、この項目ごとに並べて見ます。総額の差が、容量の差なのか、機種の差なのか、工事範囲の差なのかを切り分けられます。
「太陽光との接続」は、蓄電池の種類で変わります。京セラの説明では、単機能型は蓄電池専用のパワコンが必要で、太陽光と併用する場合は2台のパワコンになります。ハイブリッド型は、1台のパワコンで太陽光と蓄電池の両方を制御します(京セラ、2025年12月公開の解説)。

国の家庭向けの蓄電池補助(令和7年度補正のDR家庭用蓄電池事業)は、交付申請額の合計が予算に達したため、2026年5月29日に公募を終了しました(SII、2026年11月確認)。2026年11月時点で、国の補助を前提にした総額は組めません。
この事業の公募要領では、設備費と工事費を合わせた価格に、1kWhあたり12.5万円(税抜)の目標価格が使われていました。補助事業の価格は、この条件の範囲に収まったものです。前の節の17〜22万円とは前提が異なります。
札幌市は、再エネ省エネ機器導入補助金で、蓄電池に1kWhあたり1.6万円を補助します。上限は6.4万円です。条件は、蓄電池容量が2.0kWh以上、本体の購入費が1台あたり10万円以上(税抜)、既設または新設の太陽光発電設備(合計出力1.5kW以上)と接続することの3つです。第2回の受付は2026年11月4日(郵送必着)までで、その後は予算に余りがある場合に限り、先着順の追加募集があります(札幌市、2026年11月2日確認)。制度の詳細は札幌市の蓄電池補助金の解説にあります。
札幌市の補助を受けた場合の計算例です。
| 容量 | 総額の目安 | 補助(上限6.4万円)を引いた額 | 補助の割合 |
|---|---|---|---|
| 5kWh | 85〜110万円 | 約79〜104万円 | 約6〜8% |
| 10kWh | 170〜220万円 | 約164〜214万円 | 約3〜4% |
補助の額は、総額に比べて小さくなります。市町村によって制度の有無と金額が異なるため、お住まいの市町村の制度は北海道の蓄電池補助金(市町村別一覧)で確かめます。

太陽光発電と蓄電池を同時に設置する場合は、太陽光の費用を足します。住宅用(10kW未満)の太陽光のシステム費用は、調達価格等算定委員会の資料にあります。2026年度の調達価格の算定に使う想定値は1kWあたり25.5万円です。2025年に設置された新築案件の平均は28.9万円(中央値29.4万円)でした(令和8年度以降の調達価格等に関する意見、2026年2月5日)。
この2つの数字で、4kWの太陽光の費用は102〜116万円になります。蓄電池を足した計算例が次の表です。
| 組み合わせ | 太陽光4kW | 蓄電池 | 合計の目安 |
|---|---|---|---|
| 太陽光4kW+蓄電池5kWh | 102〜116万円 | 85〜110万円 | 約187〜226万円 |
| 太陽光4kW+蓄電池10kWh | 102〜116万円 | 170〜220万円 | 約272〜336万円 |
太陽光は、1kWあたり25.5万円と28.9万円で4kW分を計算した値です。実際の見積りは、屋根の形状、パネルの枚数、機種で変わります。
同時に設置するなら、ハイブリッド型も選択肢です。京セラの説明では、パワコンが1台で済むため、設置スペースと費用を抑えやすいとされています。一方で、システム全体の価格は単機能型より高い傾向にあるとも説明されています。
太陽光の費用と発電量は北海道の太陽光発電は元が取れる?雪と寒さの影響・費用・補助金に、売電と自家消費を含めた損益の試算は太陽光の売電価格は2026年度いくら?にあります。蓄電池による電気代の削減額は、札幌市で蓄電池を導入すると電気代はいくら節約できる?で試算しています。

北海道では、価格が同じでも、冬の条件に合わない機種があります。次の表は、気象庁の平年値(1991〜2020年)で見た、札幌、旭川、帯広の冬の条件です。
| 地点 | 1月の日最低気温の平均 | 年間の最深積雪 |
|---|---|---|
| 札幌 | −6.4℃ | 97cm |
| 旭川 | −11.7℃ | 89cm |
| 帯広 | −13.0℃ | 71cm |
表の気温は、日々の最低気温を平均した値です。平均より低い日も、1月のうちにあります。見積りで確かめる点は、次の4つです。
これらを決めてから見積りを取ると、容量と機種の違いを、価格の差として読み取れます。
エコテックジャパンの施工実績は、累計7,504件です(2026年9月時点)。
蓄電池の施工は施工事例、お客様の感想はお客様の声でご覧いただけます。
帯広市で蓄電池を設置した例は帯広市 T様邸の蓄電池設置工事、江別市の例は江別市 H様邸の蓄電池設置工事にあります。
工事費を含めて、約17〜22万円が目安です。経済産業省の検討会資料(2024年11月、2025年1月)が、補助事業以外の標準的な水準として、設備費15〜20万円と工事費2万円程度を示しています。税込か税抜かは、見積りでそろえて確認します。
計算上は、5kWhが85〜110万円、10kWhが170〜220万円です。容量が大きいほど1kWhあたりの価格は下がる傾向があるため、実際の10kWhは、5kWhの2倍より小さくなる場合があります。
2026年11月時点では、使えません。令和7年度補正のDR家庭用蓄電池事業は、予算に達したため2026年5月29日に公募を終了しました。市町村の制度は別に確認します。札幌市は、1kWhあたり1.6万円(上限6.4万円)です。
国は、2030年度に家庭用で工事費を含めて1kWhあたり7万円以下とする目標を置いています。目標であり、価格の予測ではありません。実勢の価格は、機種、容量、工事の内容で変わります。
容量(kWh)、設備費と工事費の内訳、停電時に使える範囲、設置場所、保証の5点を見ます。1kWhあたりの価格に直すと、容量の違う見積りも比べられます。
制度の有無と金額は市町村ごとに異なり、道内の分は北海道の蓄電池補助金(市町村別一覧)に整理しています。受付期間と予算の残りは、各市町村の公式ページで確認します。
蓄電池の総額は、容量、機種、設置場所、工事の範囲で決まります。ご自宅の条件で確かめる場合は、お見積りフォーム(https://ecotec-j.com/inquiry/)か、フリーダイヤル0800-800-1558からご相談ください。現地調査で設置場所を確認し、容量と工事内容を決めたうえで、見積りをお出しします。
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