施工事例
今回は苫小牧市・F様邸の施工事例をご紹介いたします。
F様邸では、屋根に太陽光パネルを設置し、あわせて家庭用蓄電池を同時に導入しました(2026年8月竣工)。太陽光パネルはハンファジャパンのRe.RISE-NBC(440W)を12枚・合計5.28kW、蓄電池はニチコンのトライブリッド蓄電システム ESS-T5L1(蓄電容量9.9kWh)。「昼につくって、余った分は貯めて夜に使う」自家消費スタイルが最初から完成した形です。設置当日のモニターでは太陽光2.4kW発電・蓄電池2.4kW充電と、発電した電気がそのまま蓄電池に貯まっていく様子が確認できました。
苫小牧市は太平洋に面した工業都市で、市街地には戸建て住宅街が広がっています。そして北海道のなかでも雪が非常に少ないエリア。屋根の雪対策の負担が小さく、太陽光発電とは相性の良い土地柄です。
一方で、2018年の胆振東部地震では震源となった厚真町に隣接し、ブラックアウト(全道規模の大規模停電)も経験しています。そのためF様邸では、停電時に200V家電まで使える全負荷対応の蓄電システムをご提案しました。
なお、太陽光・蓄電池の導入には苫小牧市「ゼロカーボンハウス促進補助金」や北海道の補助制度が使える場合があります。金額や受付期間は年度ごとに変わりますが、慣れない申請手続きは当社でサポートいたしますのでご安心ください。
「雪が多くて寒い北海道で太陽光は本当に発電するの?」とよく聞かれます。苫小牧の気象平年値を見ると、道内でも特に条件の良いエリアであることがわかります。
| 項目 | 苫小牧の平年値 | 太陽光・蓄電池との関係 |
|---|---|---|
| 年間日照時間 | 約1,712時間 | 全国平均(約1,900〜2,000時間)と大きくは変わらず、太陽光発電は十分に成立します。1月も約142時間の日照があります。 |
| 年平均気温/1月平均 | 7.9℃/−3.6℃ | 太陽光パネルは高温で出力が下がるため、気温が低い北海道はむしろ発電効率が上がりやすい環境です。 |
| 年間降雪量(合計) | 約145cm | 札幌(約479cm)の約3分の1。パネルに雪が積もっている期間が短く、発電ロスを抑えやすいエリアです。 |
| 最深積雪(平年) | 約31cm | 札幌(約97cm)と比べて積雪も浅く、屋根・架台にかかる雪の負担が小さくなります。 |
出典:気象庁「過去の気象データ」。苫小牧の観測値(統計期間1991〜2020年)を参照しています。
だからこそF様邸では、①低温・少雪という好条件を活かして発電する太陽光を屋根に載せ、②発電した電気を貯めて夜間や停電時に使える蓄電池を同時に導入しました。
屋根面をまるごと発電スペースとして活用しました。今回採用したのは、ハンファジャパンのRe.RISE-NBC。N型バックコンタクト技術を採用した高効率パネルで、これを12枚・合計5.28kW設置しています。何気ない屋根が、電気をつくってくれる頼もしい場所に変わりました。
F様邸に導入した主な設備をご紹介します。
屋根の防水を損なわないよう金具を固定し、耐雪を考慮した架台を組んでから、その上に太陽光パネルを載せていきます。住宅の屋根は一軒一軒構造が異なるため、屋根材や勾配に合わせた丁寧な施工が欠かせません。今回は金属屋根の立平(たてひら)部分をつかむ専用金具を使い、屋根に穴を開けずに固定しています。
ニチコンのトライブリッド蓄電システムは、太陽光発電・蓄電池・V2H(電気自動車)を1台のパワーコンディショナでまとめて制御できるのが特長です。今回は蓄電容量9.9kWhのESS-T5L1を屋内に設置。日中に太陽光でつくった電気を蓄え、発電しない夜間に使うことで、買う電気を減らします。将来的にV2Hを追加したいというご要望にも対応できる構成です。
太陽光パネルでつくった直流の電気を、家庭の家電で使える交流に変換し、蓄電池への充放電もコントロールする、システムの心臓部です。今回はニチコンのトライブリッドパワーコンディショナ ES-T5(定格出力5.9kW・単相3線 AC101/202V)を外壁に設置しました。9.9kWhモデルは停電時も5.9kVAの出力で、200V家電を含めた全負荷対応。冬の停電でも暮らしを止めにくい構成です。
発電量・充放電量・買電量がひと目でわかります。「いま太陽光でどれくらい発電しているか」「蓄電池にどれくらい貯まっているか」が見えるので、ご家族で楽しみながら省エネに取り組んでいただけます。設置当日は太陽光2.4kW発電・蓄電池2.4kW充電・系統からの買電0.2kWと、発電した電気をしっかり蓄電池に貯めていました。
苫小牧市や胆振エリアで「電気代を抑えたい」「停電に備えたい」とお考えでしたら、ぜひ一度お見積りだけでもいかがでしょうか。いま太陽光だけを導入し、あとから蓄電池を後付けすることも可能です。もちろん、他社様で付けられた太陽光パネルへの蓄電池の後付けでも問題ありません。お気軽にお問い合わせください。
苫小牧市・胆振エリアのお客様からよくいただくご質問をまとめました。
A. 大丈夫です。苫小牧は年間降雪量が約145cm、最深積雪も約31cmと道内では雪が少なく、太陽光発電に向いたエリアです。そのうえで、積雪荷重に耐える強度の架台を選び、雪が滑り落ちやすい角度・配置を考えて施工します。北海道は気温が低いぶん発電効率が上がるので、寒さはむしろ味方になります。
A. どちらでも導入できます。F様邸のように同時に導入すると、工事が一度で済み、発電した電気をその日のうちに貯めて使えるようになります。一方で、まず太陽光だけを導入し、あとから蓄電池を後付けするお客様も多くいらっしゃいます。停電対策を重視される場合は、蓄電池をあわせてご検討ください。
A. はい。苫小牧市・北海道の補助制度の確認から申請まで当社がサポートします。年度ごとに受付期間や予算枠が変わるため、最新の条件は苫小牧市「ゼロカーボンハウス促進補助金」のページでもご確認ください。
_______________________
【今回導入した機器】
太陽光パネル:ハンファジャパン/Re.RISE-NBC(440W×12枚・合計5.28kW)
蓄電システム:ニチコン/トライブリッド蓄電システム ESS-T5L1(蓄電容量9.9kWh)
パワーコンディショナ:ニチコン/ES-T5(定格出力5.9kW・単相3線 AC101/202V・全負荷対応)
_______________________
太陽光発電・蓄電池についてもっと詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ。
▶ 北海道の太陽光発電|特徴・メリットを見る
▶ 家庭用蓄電池の特徴・メリットを見る
▶ 蓄電池の価格・費用について
その他の施工事例もあわせてご覧ください。