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コラム

エコキュートの凍結防止の基本は3つ

エコキュートの凍結防止【北海道の冬】凍った時の対処と予防

2026-10-11

この記事の監修者

行方 匡胤
所属団体 株式会社エコテックジャパン 代表取締役
氏名 行方 匡胤
これまでの経験 札幌市、釧路市、江別市、帯広市、函館市など北海道全域に加え、福島県など道外でも実績多数。「太陽光+蓄電池+V2H」の同時設置や、カーポートタイプ、オール電化(エコキュート・暖房)との連携など、複雑な施工を得意としています。補助金活用からアフターフォローまでトータルでサポートします。 2025年1月家庭用蓄電池の累計販売台数No.1のトップメーカーニチコン株式会社様より全国で初めて感謝状を受領 当サイトのコラムを監修する行方匡胤の詳しいプロフィール・実績・対談は監修者紹介ページをご覧ください。 続きを読む
行方 匡胤
所属団体
株式会社エコテックジャパン 代表取締役
氏名
行方 匡胤
これまでの経験
札幌市、釧路市、江別市、帯広市、函館市など北海道全域に加え、福島県など道外でも実績多数。「太陽光+蓄電池+V2H」の同時設置や、カーポートタイプ、オール電化(エコキュート・暖房)との連携など、複雑な施工を得意としています。補助金活用からアフターフォローまでトータルでサポートします。

2025年1月家庭用蓄電池の累計販売台数No.1のトップメーカーニチコン株式会社様より全国で初めて感謝状を受領

当サイトのコラムを監修する行方匡胤の詳しいプロフィール・実績・対談は監修者紹介ページをご覧ください。
保有資格
エネルギー管理士 / 第二種電気工事士 / 太陽光発電アドバイザー
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公開日:

エコキュートの凍結防止は、ブレーカーを切らず、蛇口から少量の水を流し、浴槽の水を残すのが基本です。北海道では11月から備えます。流す量と浴槽の水位はメーカーで違い、ダイキンの案内は1分間に約200ccです。凍った時は、自然に解けるのを待ちます。配管に熱湯はかけません。

エコキュートの凍結防止の基本は3つ

エコキュートの凍結防止の基本は3つ

冷え込む前に行うことは、ブレーカーを切らない、蛇口から少量の水を流す、浴槽の水を残す、の3つです。どれも、メーカーの公式ページが案内しています。数値は機種で違います。

ブレーカーを切らない

凍結を防ぐヒーターや運転は、電気が入っていて動きます。ブレーカーは切りません。コロナは、エコキュート、ネオキュート、電気温水器のブレーカーをOFFにしないよう案内しています。パナソニックも、凍結のおそれがある時期は、異常表示が出ても、漏電しゃ断器、配線用しゃ断器、配管の凍結予防ヒーターを「切」にしないよう注意しています。配管の凍結で、故障が広がるおそれがあるためです。凍結防止ヒーターがある場合は、すべてのプラグをコンセントに差し込みます(日立の案内)。

蛇口から少量の水を流す

水が動いていると、配管は凍りにくくなります。メーカーが案内するのは、お湯側の蛇口を少し開ける方法です。水は流し続けます。外気温が0℃以下になりそうな日の前日までに行うのが、パナソニックの案内です。ダイキンは、蛇口を1か所、1分間にコップ1杯(約200cc)流れる程度に開け、約30分後に流量をもう一度確認するよう案内しています。

浴槽の水を残す

ふろ配管の凍結防止運転は、浴槽に残した水を循環させて行います。浴槽に水がなければ、ふろ配管の凍結防止はできません(日立)。日立の2019年発売以降のモデルは、リモコンの「凍結防止注水実行」で浴槽に水を入れます。蛇口やシャワーで浴槽に水をためると、配管内に空気が残り、循環ポンプが空気を噛んで、凍結防止ができなくなることがあります。「凍結防止中」の表示が出ている間は、残り湯を排水しません。

メーカー別の流す水量と浴槽の水位の違い

メーカー別の流す水量と浴槽の水位の違い

流す水の量と浴槽の水位は、メーカーで案内が違います。各社の公式ページにある数値を並べます。お手元の機種は、取扱説明書の数値が優先です。

メーカー 蛇口から流す水(給水・給湯配管) 浴槽に残す水(ふろ配管) そのほかの案内
ダイキン 給湯の蛇口を1か所、1分間にコップ1杯(約200cc)程度。約30分後に流量を再確認 風呂接続アダプターの上から10cm以上 寒冷地仕様の貯湯ユニットは凍結防止ヒーターを内蔵
コロナ 特に寒さが厳しい時、給湯側を開けて1分間に約400cc(太さ5mm)。サーモ付混合水栓かシングルレバー混合水栓は、レバーを最高温度側にする 循環口より10cm以上 ブレーカーを切らない。予防方法は機種で違うため、取扱説明書を確認
パナソニック 前日までにリモコンの湯温を「水」に設定し、お湯側の蛇口を1分間に約200ml出る程度に開ける(一部機種は「水」設定ができない) 外気温が0℃以下になりそうな前日に、湯か水をはったままにする(フルオートのみ)。水位の数値は記載なし 保温工事をしていても凍結することがある。風の強い場所では、脚部化粧カバー(別売)が風よけになる
日立 給湯温度を「低温」にし、混合水栓を少し開けて1分間に約200cc。外気温が-10℃以下、または長時間氷点下が続く場合は、補助として1か所から水を出す ふろ循環アダプター上端より約5cm以上 凍結防止ヒーターのプラグをすべて差し込む
三菱電機(公式FAQは2022年3月更新。ヒータは2016年12月掲載の案内) 蛇口を少し開き、糸引き状態に水を流す(流量の数値の記載なし) ふろ配管の凍結予防運転のため、アダプターの中心から10cm以上お湯を残す(ふろ自動の機種) 凍結防止ヒータを使う(据付工事店の施工が必要)

流す水の量は、ダイキン、パナソニック、日立が約200cc、コロナは特に寒い時に約400ccです。三菱電機は、蛇口を少し開いて糸引き状態に水を流すとしていて、流量の数値はありません(公式FAQ、2022年3月更新)。浴槽の水位は、ダイキン、コロナ、三菱電機が10cm以上、日立が約5cm以上で、基準にする場所もそれぞれ違います。パナソニックのページに、水位の数値はありません。

流した水は、水道の使用量に入ります。一晩(8時間)流した場合の単純計算で、約200ccなら96L、約400ccなら192Lです。水道の単価は市町村で違うため、料金は水道局の料金表で確認します。

北海道で凍結に備える時期と気温の目安

北海道で凍結に備える時期と気温の目安

北海道では、11月に準備を始めます。気象庁の平年値(1991〜2020年)で、月ごとの日最低気温の平均は次のとおりです。

月 札幌(石狩地方) 旭川(上川地方)
10月 8.0℃ 4.4℃
11月 1.6℃ -1.5℃
12月 -4.0℃ -8.0℃
1月 -6.4℃ -11.7℃
2月 -6.2℃ -11.8℃
3月 -2.4℃ -6.1℃

表は月の平均です。実際の朝は、これより冷える日があります。11月の平年値は、札幌が1.6℃、旭川が-1.5℃です。旭川は、月平均で氷点下に入ります。札幌が氷点下になるのは12月です。

メーカーと水道局の目安

パナソニックの目安は、外気温が0℃以下になりそうな日の前日までです。三菱電機は、外気温が0℃以下になると、保温工事をした給水・給湯配管でも凍結することがあるとしています。日立は、外気温が-10℃以下、または長時間氷点下が続く時に、補助として1か所から水を出すよう案内しています。札幌市水道局は、水道管の凍結事故が多い時期を12月から2月とし、外気温がマイナス4℃以下になる時は特に注意するよう案内しています。水道管の目安です。メーカーの目安とは別です。

寒冷地仕様でも凍ることがある

保温工事をしていても、凍結することはあります(パナソニックの案内)。ダイキンの寒冷地仕様は、外気温-25℃に対応し、凍結防止ヒーターを備えます。それでも、外気温が-20℃以下の地域では貯湯ユニットの屋内設置が求められ、-20℃から-25℃ではタンクの全量を沸き上げできない場合があるとしています。寒冷地仕様の選び方は、別コラムの北海道のエコキュート完全ガイドにまとめています。

凍りやすい箇所と、凍った時の症状

凍りやすい箇所と、凍った時の症状

凍りやすい箇所

公式ページが凍結に関わる箇所として挙げているのは、次のとおりです。

  • 貯湯ユニットの給水配管と給湯配管。パナソニックのF12・H94は、給水配管が凍結している可能性を示す表示です。
  • ふろ配管。三菱電機のP05は、ふろ配管が凍結している可能性を示す表示です。
  • ヒートポンプユニットのドレン水。ダイキンは、積雪地域でドレンホースを使うと、ドレン水が凍って沸き上げできなくなることがあるとしています。
  • ヒートポンプユニットのファン。コロナのH15は、ファンモータの故障、または積雪や凍結によるロックで表示されます。
  • 保温材が破損した配管と、風が当たる貯湯ユニット部。どちらもパナソニックの案内です。

凍った時の症状

凍結の症状として、コロナは次を挙げています。

  • 蛇口からお湯も水も出ない、またはお湯だけ出ない
  • 浴槽に湯はりができない
  • エラー表示(E14、E28、U2、U3など)

凍結した状態で沸き上げ運転をすると、F12やF19などが表示されて運転が停止することがあります(パナソニックの案内)。三菱電機は、ふろの湯はりができない時に、P05、または「断水/配管凍結ではありませんか」と表示されるとしています。エラーコードの意味は、メーカーと機種で違います。取扱説明書で確認します。エラー表示が出たときの確認と、修理か交換かの判断はエコキュートの修理か交換かで説明しています。

凍った時の対処と、してはいけないこと

凍った時の対処と、してはいけないこと

凍結を疑ったら、次の順で動きます。熱湯は使いません。

  1. お湯側の蛇口を少し開け、解けるのを待ちます(パナソニック、三菱電機の案内)。コロナは、気温が上がって自然に解けるのを待つ方法です。
  2. 水が出るようになったら、機器と配管に水漏れがないかを確認してから使います(コロナの案内)。
  3. 浴槽に湯はりできず、三菱電機のP05が出た時は、しばらく待ってからふろ自動スイッチを再度押します。
  4. 直らない時は、三菱電機は給水配管専用止水栓を閉じて据付工事店か販売店へ、日立はタンク専用止水栓を閉じて販売店か工事店へ連絡するよう案内しています。

してはいけないこと

公式ページが注意している点は、次の4つです。

  • 配管に直接お湯をかける。配管やバルブの破損につながるおそれがあり、コロナは勧めていません。
  • 0℃以下の環境で水抜きをする。排水中に凍結するおそれがあるため、0℃を超える環境で行うよう、パナソニックが案内しています。
  • ブレーカーやヒーターを「切」にする。冷え込む時期は、異常表示が出ても「切」にしません(パナソニックの案内)。
  • 「U」で始まる表示の対処作業を、凍結のおそれがある時期に自分で行う。速やかな修理の依頼が、パナソニックの案内です。

F12・H94の解除には、漏電しゃ断器を1分以上「切」にして「入」に戻す手順も、パナソニックが案内しています。上の注意とは別のページの案内です。どちらも公式です。お手元の取扱説明書か、販売店の指示に従います。

敷地内の水道管が凍った場合は、別の手順です。札幌市水道局は、露出した配管と蛇口にタオルを巻き、その上からお湯をゆっくりかける方法を案内しています。直接お湯をかけたり、直火を当てたりすると、破裂や火災の危険があります。札幌市水道局は凍結修繕を行わないため、水が出ない時は、指定給水装置工事事業者へ依頼します。費用は利用者の負担です。

凍結が原因の故障が保証の対象になるかは、メーカーと機種の保証書の免責事項で決まります。保証書で確認するか、購入先に問い合わせます。保証の見方は、札幌のエコキュート業者の選び方にまとめています。

停電時と長期不在時の注意

停電時と長期不在時の注意

停電時

停電中の動作は、機種で違います。三菱電機は、停電時にタンクにお湯があれば給湯できるとしています。ただし温度調節ができず、設定と異なる温度のお湯が出ます。高温のお湯が出る場合もあります。やけどに注意します。混合水栓のハンドルを湯側に全開にして使いません。機種によっては、蛇口からお湯を使えません(水は出ます)。追いだきは、停電時はできません。ダイキンも、停電中は前回の設定温度でお湯を出せないとしています。

コロナは、停電時は安全のため、できる限り機器のスイッチを切るよう案内しています。復電後は操作が必要な場合があります。エコキュートは、時刻が設定されていないと運転しません。一方で、凍結予防では、ブレーカーをOFFにしないよう案内しています。どちらもコロナの公式の案内です。停電が冷え込む時期に長引いた時の手順は、取扱説明書の停電時の項目で確認します。蓄電池で停電に備える場合の考え方は、北海道の家庭用蓄電池ガイドをご覧ください。

冬の停電への備え全体は、北海道のオール電化の電気代と後悔しない対策の「停電したときが心配です」の質問でも触れています。

長期不在時

冬に家を空ける時は、期間で分かれます。パナソニックは、不在が15日以内なら、沸き上げ休止機能を使えるとしています。長期間使わない場合や、凍結のおそれがある場合は、タンクの水抜きを案内しています。約1か月以上使わない場合も、水抜きを案内しています。

日立は、長期の留守では運転を停止して水抜きを行うとしています。水抜きは、凍結のおそれがある時期は販売店か工事店に依頼します(有料)。取扱説明書に載っている水抜きの手順では、凍結を完全には防げず、部品が壊れるおそれがあるためです。0℃以下の環境では、水抜きをしません(パナソニックの注意)。冬に不在にする予定がある時は、出発前に、設置した施工店か販売店へ相談します。

冬の前に確認する設置まわりの点検

冬の前に確認する設置まわりの点検

冬の前に、次の点を目で見て確認します。分解はしません。配管にも触れません。気になる箇所は、販売店か施工店に連絡します。

  • 配管の保温材の破損。断熱材が破損していると凍結しやすいため、寒くなる前の確認をパナソニックが案内しています。機器そのものの使用年数と、交換を考える目安はエコキュートの寿命と交換のサインにまとめています。
  • 凍結防止ヒーターのプラグ。日立は、すべてのプラグをコンセントに差し込み、凍結しない季節に抜くよう案内しています。
  • 貯湯ユニットに風が当たる場所。別売の脚部化粧カバーが風よけになります(パナソニック)。
  • ヒートポンプユニットの排水と、周りの雪。ダイキンは、積雪地域では下部に排水溝か排水ホッパを設け、高置台に設置するよう案内しています。吸込口と吹出口が雪でふさがると、故障の原因になります。別売の防雪屋根、防雪板、防雪フードも案内しています。エアコンの室外機の雪対策は、エアコン室外機の雪対策で整理しています。
  • ふろ循環アダプターのフィルターと、浴槽の排水栓。日立は、排水栓を開けたままにすると、C23・Er23が表示されるとしています。
  • 敷地内の水道管の水抜き栓。札幌市水道局は、冬の前に水抜き栓の確認を案内しています。ハンドルやレバーが動かない時は、指定給水装置工事事業者に修理を依頼します。

保温材や凍結防止ヒーターの施工は、設置した工事店の判断で決まります。配管の保温と外装、排水の経路、設置場所は、確認する価値があります。施工の見分け方は、資格、寒冷地の実績、保証の視点で、札幌のエコキュート業者の選び方に整理しています。

北海道での施工事例

エコテックジャパンの施工実績は、累計7,504件です(2026年9月時点)。

エコキュートの施工事例は施工事例、実際にご利用のお客様の声はお客様の声でご確認いただけます。

よくある質問

Q. エコキュートの凍結防止で、蛇口から流す水はどのくらいですか

メーカーで違います。ダイキン、パナソニック、日立は、1分間に約200cc(コップ1杯分)が目安です。特に寒さが厳しい時は、コロナが約400ccとしています。三菱電機は、蛇口を少し開いて糸引き状態に水を流すとしていて、数値はありません。お手元の機種は、取扱説明書の数値に従います。

Q. 寒冷地仕様のエコキュートでも凍りますか

凍ることがあります。パナソニックと三菱電機は、保温工事をした配管でも凍結する場合があるとしています。ダイキンの寒冷地仕様でも、積雪地域でドレンホースを使うと、ドレン水が凍って沸き上げできなくなることがあります。施工の内容が関わります。

Q. 凍って水が出ない時、お湯をかけてもよいですか

配管に直接お湯をかけません。配管やバルブの破損につながるおそれがあるため、コロナは勧めていません。お湯側の蛇口を少し開け、気温が上がって解けるのを待ちます。水が出たら、水漏れがないかを確認してから使います。

Q. 停電したら、エコキュートのお湯は使えますか

タンクにお湯があれば、使える機種があります。三菱電機は、機種によって蛇口やシャワーからお湯を使えるとしています。温度調節ができず、高温のお湯が出る場合があるため、やけどに注意します。機種ごとの手順は、取扱説明書で確認します。

Q. 冬に長く家を空ける時は、どうすればよいですか

期間で分かれます。パナソニックは、不在が15日以内なら、沸き上げ休止機能を使えるとしています。長期間使わない場合や、凍結のおそれがある場合は、タンクの水抜きを案内しています。凍結のおそれがある時期の水抜きは、販売店か工事店への依頼を、日立が案内しています(有料)。出発前に、設置した施工店か販売店へ相談します。

エコキュートの凍結対策はエコテックジャパンにご相談ください

エコテックジャパンは、2009年創業の電気工事会社です。札幌市清田区を拠点に、北海道全域でエコキュートの販売・設計・施工を自社で行っています(施工実績は累計7,504件、2026年9月時点)。寒冷地仕様の選び方や設置場所のご相談を承ります。工事の可否は現地調査で確認します。他社が施工した機器の点検や水抜きの可否は、機種と現地の状況で変わるため、ご相談時に確認します。お電話 0800-800-1558、またはお見積りフォームhttps://ecotec-j.com/inquiry/からお問い合わせください。

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