COLUMN
コラム
目次
開く公開日:
北海道でエコキュートに使える補助は、国の給湯省エネ2026事業、ほくでんのエコ替えキャンペーン、市町村の制度の3つです。国の事業はエコキュート1台に最大10万円(基本額7万円と性能加算3万円)で、交付申請は遅くとも2026年12月31日までです。消化率は2026年10月11日0時時点で49%です。市町村の制度は、2026年度の受付を終えた自治体が多くあります。

北海道で給湯器の入れ替えに使える補助は、実施する主体で3つに分かれます。国の「給湯省エネ2026事業」、北海道電力(ほくでん)の「2026エコ替えキャンペーン」、市町村の補助金です。入れ替えを考える時期の目安は、エコキュートの寿命と交換のサインで説明しています。
| 項目 | 国(給湯省エネ2026事業) | ほくでん(2026エコ替え) | 市町村 |
|---|---|---|---|
| 対象機器 | エコキュート、ハイブリッド給湯機、エネファーム | 電気温水器などから、エコキュート、寒冷地向けあったかエアコン、ヒートポンプ温水暖房システムへの取り替え | 自治体ごとに違う |
| 金額 | エコキュートは基本額7万円と性能加算3万円(1台)。撤去加算あり | 給湯は8万円。給湯と暖房を同時に替えると最大21万円 | 補助率1/10〜1/2、上限3万〜40万円 |
| 期間 | 2025年11月28日以降の着工。交付申請は遅くとも2026年12月31日まで | 2026年4月1日〜2027年1月31日(予算に達すると月末で終了) | 2026年4月から6月に受付を始めた制度が大半 |
| 申請する人 | 登録された給湯省エネ事業者が申請 | ほくでんの提携工事店が工事し、設置費用から値引き | 住民が市町村へ申請(事前申請が多い) |
国とほくでんの制度は併用できます。市町村の制度は、併用の可否が自治体ごとに違います。
北海道庁には、住民に直接給付する給湯器の補助金は確認できません。道の「住まいのゼロカーボン化推進事業」は補助を行う市町村を支援する制度で、道民は道へ直接申請できません(北海道公式サイト、2026年10月11日確認)。給湯器以外の電気代の支援は、北海道で使える電気代の補助金・支援制度(国の支援終了後に残る制度)にまとめています。

給湯省エネ2026事業は、経済産業省の補助事業です。対象は、エコキュート(ヒートポンプ給湯機)、ハイブリッド給湯機、家庭用燃料電池(エネファーム)の3種類で、戸建て住宅も共同住宅も含みます。給湯省エネ2025事業で補助を受けた給湯器は対象外です。
補助額は、機器ごとの基本額と、高い性能を満たした場合の性能加算額の合計です。下の表は、既存住宅の入れ替え(リフォーム)の場合です。エコキュートの台数の上限は、戸建て2台、共同住宅等1台です。
| 機器 | 基本額(1台) | 性能加算額(1台) |
|---|---|---|
| エコキュート | 7万円 | 3万円 |
| ハイブリッド給湯機 | 10万円 | 2万円 |
| エネファーム | 17万円 | なし |
エコキュートの基本額は、省エネ法のトップランナー制度で2025年度目標基準値以上の性能を持つ機種が対象です。インターネットに接続でき、翌日の天気予報や日射量予報に連動して、昼間に沸き上げをずらせる機能も条件になります。
性能加算額の対象は、基本の要件の機種よりCO2排出量が5%以上少ない機種です。性能値が、2025年度の目標基準値に0.2以上を加えた値(JIS C 9220の年間給湯保温効率または年間給湯効率)であることも条件です。対象製品は公式サイトの製品リストで確認します。
エコキュートの設置とあわせて、古い電気蓄熱暖房機や電気温水器を撤去すると、撤去加算額が上乗せされます。撤去工事だけでは交付申請できません。
| 撤去するもの | 加算額 | 台数の上限 |
|---|---|---|
| 電気蓄熱暖房機 | 1台あたり4万円 | 2台まで |
| 電気温水器 | 1台あたり2万円 | 基本額の補助を受ける台数まで |
撤去加算は、予算570億円のうち36億円を目安に実施され、予算に達すると終わります。電気温水器をエコキュートに替え、性能加算の対象機種を選ぶと、基本額7万円、性能加算3万円、撤去加算2万円で合計12万円です。電気蓄熱暖房機を1台あわせて撤去すると4万円が加わり、合計16万円です。補助を差し引く前の交換費用は、エコキュートの交換費用と補助金をご覧ください。

期限と予算は、公式サイトに日付つきで公表されています。確認したのは2026年10月11日です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象になる着工日 | 2025年11月28日以降 |
| 交付申請の予約(任意) | 予算に達するまで、遅くとも2026年11月16日まで |
| 交付申請 | 予算に達するまで、遅くとも2026年12月31日まで |
| 予算 | 令和7年度補正予算570億円(うち撤去加算分36億円を目安) |
| 予算の消化率 | 全体49%、撤去加算24%(2026年10月11日0時時点の概算値) |
消化率は、公式サイトで毎日午前に更新されます。残りの予算は、10月11日0時時点で全体の約51%です。撤去加算の分は、全体とは別の予算で管理されています。
補助の対象者である一般の消費者は、自分で申請できません。あらかじめ登録した給湯省エネ事業者(工事請負業者)が、交付申請の手続きを行います。登録されていない事業者で工事をした場合、交付申請はできません。
補助金は登録事業者に交付され、補助対象者とあらかじめ合意した方法で還元されます。方法は、工事の契約代金に充てる、または現金で支払う、のどちらかです。契約の前に、依頼先が給湯省エネ事業者として登録されているかを確認します。
交付申請の期限は2026年12月31日です。北海道では積雪期に屋外の工事日程が組みにくくなることがあるため、機器の選定から工事日の確定までを、11月中を目安に業者と詰めておきます。交付申請の予約は任意の手続きで、遅くとも2026年11月16日までと案内されています。

ほくでんの「2026エコ替えキャンペーン」は、2026年4月1日から2027年1月31日までの制度です。オール電化住宅の方が、ほくでんと提携している工事店でエコ替え工事をすると、工事内容に応じて設置費用から値引きされます。予算があり、予定件数に達する見込みの月の月末で終了する場合があります。
| 区分 | 取り替え前 | 取り替え後 | 値引き額 |
|---|---|---|---|
| 給湯 | 電気温水器(容量150L以上) | エコキュートまたはネオキュート | 8万円 |
| 暖房(いずれか1つ) | 蓄熱暖房器、電気ボイラー、パネルヒーターなど | 寒冷地向けあったかエアコン | 8万円 |
| 暖房(いずれか1つ) | 電気ボイラーなど | ヒートポンプ温水暖房システム | 13万円 |
| 撤去加算 | 蓄熱暖房器 | 暖房工事とあわせて撤去 | 4万円 |
給湯と暖房を同時に取り替えると、最大21万円(給湯8万円と、ヒートポンプ温水暖房システム13万円)です。値引き額は1戸あたりで、工事内容に応じて決まります。撤去加算は、暖房工事とあわせて行った場合だけで、撤去だけの場合は対象外です。
ほくでんのチラシには、国の給湯省エネ2026事業との併用例があります。電気温水器をエコキュートに、蓄熱暖房器を寒冷地向けあったかエアコンに替え、それぞれ1台を撤去した場合です。エコ替えキャンペーンが20万円(8万円、8万円、4万円)、給湯省エネ2026事業が13万円(基本額7万円、電気温水器の撤去2万円、蓄熱暖房器の撤去4万円)で、合計33万円です。チラシには、金額は工事内容や設置機器によって異なると書かれています。
条件も確認が必要です。過去のエコ替えキャンペーンで補助を受けた分野(給湯・暖房)は対象外です。取り替え前の暖房機は200V機器に限ります。ほくでんのレンタル機器の蓄熱暖房器は、撤去加算の対象外です。予算額と残りの件数は、ほくでんの案内には載っていません(2026年10月11日時点)。終了する場合は、ほくでんのスマート電化のページで事前に案内されます。申請の前に、提携工事店かほくでんリビング相談センター(0120-155-680)で受付状況を確認します。

公式ページで2026年度の実施を確認でき、エコキュートが対象の制度を一覧にしました。確認日は2026年10月11日です。確認できなかった自治体は載せていません。
| 自治体 | エコキュートの補助 | 受付期間 | 受付状況(10月11日確認) |
|---|---|---|---|
| 札幌市 | 対象費用の1/2、上限40万円(エネルギー源転換補助金)。灯油機器からの切り替えが対象 | 2026年6月19日〜2027年1月29日 | 先着順。終了の表示なし |
| 帯広市 | 対象経費の1/10、上限3万円 | 2026年4月1日〜2027年1月29日 | 先着順。終了の表示なし |
| 音更町 | 対象経費(税抜)の1/10、上限3万円 | 2026年4月1日〜2027年2月26日 | 終了の表示なし |
| 北見市 | 5万円(定額)。市内に事業所のある業者の施工が条件 | 2027年2月26日まで | 受付予定9件。7月1日追記の追加募集の案内あり(残りの件数の記載なし) |
| 小樽市 | 窓などの断熱改修と同時の場合だけ対象。工事全体の4/10、上限40万円 | 予算に達するまで | 終了の表示なし。国の補助とは原則併用不可 |
| 苫小牧市 | 設置費用の1/4、上限18万円 | ページに記載なし | 9月24日から受付停止(キャンセル待ちのみ) |
| 石狩市 | 本体と設置費の1/2、上限4万円 | 2026年4月6日〜2027年2月26日 | 9月9日に予算到達で終了 |
| 千歳市 | 高効率給湯器は1/10、上限10万円。市内事業者との契約が条件 | 2026年5月7日〜2027年2月1日 | 予算に達し、2026年度の受付は終了 |
| 当別町 | 1/2以内、上限20万円。故障による買い替えは対象外 | 2026年6月1日〜11月30日 | 受付終了(9月15日更新) |
| 士幌町 | 1/3、上限30万円。町内に事業所のある業者の施工が条件 | 2026年6月1日〜6月30日 | 予算の上限に達し受付停止 |
| 上富良野町 | 自然冷媒ヒートポンプ給湯器は30%、上限30万円 | ページに記載なし | 予算が満額に達し終了(7月2日更新) |
| 登別市 | 自宅の給湯器の入れ替え。上限25万円、募集14件 | 2026年6月1日〜6月24日 | 応募が上限に達し終了 |
12自治体のうち、2026年度分が終了または停止しているのは7自治体(苫小牧市、石狩市、千歳市、当別町、士幌町、上富良野町、登別市)です。終了の時期は、登別市が6月、石狩市が9月9日、苫小牧市が9月24日と大きく違います。残る5自治体は終了の表示がありませんが、先着順の制度が多いため、申請の前に窓口で残りの枠を確認します。給湯器と一緒に太陽光発電を検討する場合は、北海道の太陽光発電の補助金で確認できます。
札幌市の制度は、灯油の暖房・給湯機器からの切り替えが対象です。電気温水器やガス給湯器からの入れ替えは、対象に挙がっていません。契約は、補助金の受理決定通知の後に行います。札幌市の3制度の組み合わせは札幌のエコキュート補助金(国・札幌市・ほくでんの3制度の併用ガイド)にまとめています。再エネ・省エネ機器の補助は札幌市の再エネ省エネ機器導入補助金(2026年度)が詳しいです。
交付決定の後に契約・着工する制度が多く、市内や町内に事業所のある業者の施工を条件にする制度もあります(北見市、千歳市、士幌町)。国との併用の可否は、掲載ページに記載のない自治体が多いため、申請の前に窓口へ確認します。

北海道では、補助の対象になるエコキュートに「寒冷地仕様」と「年間給湯保温効率2.7以上」を求める自治体があります。北見市は寒冷地対応で、年間給湯保温効率または年間給湯効率が2.7以上のCO2冷媒の機種が対象です。札幌市は、寒冷地年間給湯効率(または保温効率)が2.7以上のCO2冷媒の機種です。音更町は、JIS C 9220の年間給湯保温効率または年間給湯効率が2.7以上で、寒冷地対応の機種です。
積雪地の設備として、音更町は補助の対象経費に防雪設備と脚部カバーを含めています。機種を選ぶときは、寒冷地仕様であることと、保温効率の数値をカタログで確認します。冬の凍結への備えは、エコキュートの凍結防止で整理しています。価格相場と寒冷地仕様の選び方は、北海道のエコキュート完全ガイド(価格相場・寒冷地仕様の選び方・補助金)にまとめています。
| いまの給湯器 | 国(給湯省エネ2026) | ほくでん(エコ替え) | 札幌市(エネルギー源転換) |
|---|---|---|---|
| 電気温水器 | 基本額7万円、性能加算3万円、撤去加算2万円 | 給湯8万円(150L以上の場合) | 対象外 |
| 灯油ボイラー | 基本額7万円、性能加算3万円。撤去加算なし | 案内に記載なし | 対象費用の1/2、上限40万円 |
| 電気蓄熱暖房機(暖房) | エコキュートとあわせて撤去すると4万円(2台まで) | 寒冷地向けあったかエアコン8万円と撤去加算4万円 | 対象外 |
国の撤去加算の対象は、電気温水器と電気蓄熱暖房機です。灯油ボイラーを撤去しても付きません。ほくでんはヒーター機器からの取り替えが対象で、札幌市の制度は灯油機器が出発点です。現在の給湯器の種類で、使える制度が変わります。電気温水器からの切り替えは電気温水器の寿命と、エコキュートへの切り替え、灯油ボイラーからの切り替えは灯油ボイラーの寿命と交換時期のサインにまとめています。
補助を使う場合は、次の順番で進めます。
寒冷地エアコンへの切り替えは札幌市のエアコン補助金(寒冷地エアコンに使える制度と組み合わせ方)、蓄熱暖房機の電気代は蓄熱暖房機の電気代と、エアコン・エコキュートへの切り替え判断にまとめています。
エコテックジャパンの施工実績は、累計7,504件です(2026年9月時点)。
国の給湯省エネ2026事業では、エコキュート1台に基本額7万円、性能加算3万円、電気温水器の撤去加算2万円です(2026年10月11日確認)。ほくでんのエコ替えは、電気温水器からの取り替えで8万円です。市町村は上限3万円から40万円まで、制度ごとに違います。
交付申請は予算に達するまで、遅くとも2026年12月31日までです。交付申請の予約は、遅くとも2026年11月16日までです。予算の消化率は、2026年10月11日0時時点で全体49%でした。着工日が2025年11月28日以降のものが対象です。
できません。登録された給湯省エネ事業者が、交付申請の手続きを行います。登録されていない事業者で工事をした場合は、交付申請ができません。
制度ごとに違います。小樽市は国の補助との併用が原則できません。北見市はZEH補助が交付される住宅を対象外としています。札幌市、帯広市、音更町の掲載ページには、国との併用の記載がありません。申請の前に窓口で確認します。
市町村の制度は、事前に申請して交付決定を受けてから、契約や着工をするものが多くあります。札幌市は受理決定通知の後に契約し、音更町は交付決定通知の前に着工しないよう求めています。給湯省エネ2026は、着工日が2025年11月28日以降であることと、依頼先が登録事業者であることを確認します。
給湯省エネ2026は、交付申請が遅くとも2026年12月31日まで、消化率は49%(2026年10月11日0時時点)です。市町村の制度は、お住まいの自治体の受付状況で決まります。市町村名と現在の給湯器の種類をお知らせください。無料お見積りフォーム、またはフリーダイヤル0800-800-1558で受け付けています。補助の対象になるかは、現在の給湯器の種類、機種、市町村の受付状況で決まります。国の補助とほくでんの値引きの扱いは、機種と現地の状況を確認してご案内します。
最新のコラム
サービス
目次