施工事例
今回は苫小牧市・N様邸の施工事例をご紹介いたします。
N様邸では、屋根に太陽光パネルを設置し、あわせて家庭用蓄電池を導入しました(2026年9月竣工)。太陽光パネルはハンファジャパンのRe.RISE-NBC(合計7.04kW)、蓄電池はニチコンのトライブリッド蓄電システム ESS-T5L1(蓄電容量9.9kWh)です。日中に太陽光でつくった電気を家で使い、余った分を蓄電池にためて、発電しない時間帯に使えるようになりました。モニターには太陽光4.0kW発電・蓄電池3.8kW充電と表示され、発電した電気が蓄電池に貯まっていく様子が確認できました。
苫小牧市は太平洋に面した都市です。後ほど気象庁のデータでご紹介するとおり、札幌と比べて雪の少ないエリアです。
一方で、2018年の胆振東部地震では、北海道全域でブラックアウト(大規模停電)が起きました。太陽光でつくった電気を蓄電池にためておけば、停電時の備えにもなります。
なお、太陽光・蓄電池の導入には苫小牧市「ゼロカーボンハウス促進補助金」や北海道の補助制度が使える場合があります。予算枠には限りがあり、受付状況は時期によって変わりますが、慣れない申請手続きは当社でサポートいたしますのでご安心ください。
「雪が多くて寒い北海道で太陽光は本当に発電するの?」とよく聞かれます。苫小牧の気象平年値を見ると、太陽光発電に向いた条件がそろっていることがわかります。
| 項目 | 苫小牧の平年値 | 太陽光・蓄電池との関係 |
|---|---|---|
| 年間日照時間 | 約1,712時間 | 冬の1月も約142時間の日照があり、太陽光発電は十分に成立します。 |
| 年平均気温/1月平均 | 7.9℃/−3.6℃ | 太陽光パネルは高温で出力が下がるため、気温が低い北海道はむしろ発電効率が上がりやすい環境です。 |
| 年間降雪量(合計) | 約145cm | 札幌(約479cm)の約3分の1。パネルに雪が積もる量が少なく、発電ロスを抑えやすいエリアです。 |
| 最深積雪(平年) | 約31cm | 札幌(約97cm)と比べて積雪が浅く、屋根・架台にかかる雪の負担が小さくなります。 |
出典:気象庁「過去の気象データ」。苫小牧・札幌の観測値(統計期間1991〜2020年)を参照しています。
N様邸では、①屋根に太陽光パネルを載せ、②発電した電気を貯めて夜間や停電時に使える蓄電池をあわせて導入しています。
今回採用したのは、ハンファジャパンのRe.RISE-NBC。N型バックコンタクト技術を採用した高効率パネルで、合計7.04kWを設置しています。
N様邸に導入した主な設備をご紹介します。
住宅の屋根は一軒一軒構造が異なるため、屋根材や勾配に合わせた施工が欠かせません。N様邸の屋根は金属屋根で、立平(たてひら)部分に専用の金具を取り付けて太陽光パネルを固定しています。
ESS-T5L1は、ニチコンのトライブリッド蓄電システム(T5シリーズ)の製品です。太陽光発電・蓄電池に加えて、V2H(電気自動車)とも連携できるシステムです。今回は蓄電容量9.9kWhのESS-T5L1を屋内に設置。日中に太陽光でつくった電気を蓄え、発電しない時間帯に使うことで、買う電気を減らします。
太陽光パネルでつくった直流の電気を、家庭の家電で使える交流に変換し、蓄電池への充放電もコントロールする、システムの心臓部です。今回は外壁に設置しました。
系統・太陽光・蓄電池の電力の状態がひと目でわかります。「いま太陽光でどれくらい発電しているか」「蓄電池にどれくらい充電しているか」が見えるので、ご家族で楽しみながら省エネに取り組んでいただけます。写真の画面では太陽光4.0kW発電・蓄電池3.8kW充電(系統0.0kW)と表示されており、発電した電気が蓄電池に貯まっていることがわかります。
苫小牧市や胆振エリアで「電気代を抑えたい」「停電に備えたい」とお考えでしたら、ぜひ一度お見積りだけでもいかがでしょうか。いま太陽光だけを導入し、あとから蓄電池を後付けすることも可能です。もちろん、他社様で付けられた太陽光パネルへの蓄電池の後付けでも問題ありません。お気軽にお問い合わせください。
今回導入したニチコンのトライブリッド蓄電システム(ESS-T5/T6シリーズ)について、よくあるご質問をまとめました。
A. はい。メーカーの機種区分では、ESS-T5L1は屋内外兼用の蓄電池です。N様邸では屋内に設置しました。同じシリーズには屋内型・屋外型の機種もあり、お住まいの設置スペースに合わせて選べます。
A. 出荷時の設定であれば、停電時は自動で蓄電池からの放電に切り替わります。切り替えは数秒で完了しますが、その間は一時的に電気が途切れるため、デスクトップパソコンなど影響を受けやすい機器の接続には注意が必要です。停電時に使える回路はご家庭ごとの構成によって異なりますので、導入前にご相談ください。
A. はい。ESS-T5/T6シリーズは、あとからV2Hスタンドを増設できます。蓄電池も最初に1台を設置し、あとから増やすことが可能です(最大2台まで、追加工事が必要)。将来電気自動車を購入した場合にも対応できます。
A. メーカー保証は、パワーコンディショナ・蓄電池・V2Hスタンドが15年、室内リモコンが5年です。蓄電池の容量保証も15年です。保証を受けるには、メーカーの会員サイト「ニチコンオーナーズ倶楽部」への登録(無料)と、システム保証書の申請が必要です。
出典:ニチコン「トライブリッド蓄電システム ESS-T5/T6シリーズ Q&A」(2026年10月時点)
_______________________
【今回導入した機器】
太陽光パネル:ハンファジャパン/Re.RISE-NBC(合計7.04kW)
蓄電システム:ニチコン/トライブリッド蓄電システム ESS-T5L1(蓄電容量9.9kWh)
_______________________
太陽光発電・蓄電池についてもっと詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ。
▶ 北海道の太陽光発電|特徴・メリットを見る
▶ 家庭用蓄電池の特徴・メリットを見る
▶ 蓄電池の価格・費用について
その他の施工事例もあわせてご覧ください。