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TALK SESSION

対談企画

ともにつくる、これからの暮らし。

太陽光発電に関わる企業や、現場を担うステークホルダーに、
導入の背景や開発の思想、現場で起きている変化、そしてサステナビリティへの取り組みを伺う。
エコテックジャパン・代表の行方匡胤(なみかたただつぐ)との対談を通して、その想いを深掘りしていきます。

vol.12 | 合同会社UNLIMITED ×エコテックジャパン

合同会社UNLIMITEDのご紹介

経験をつなぎ、再生可能エネルギーの未来へ。

合同会社UNLIMITED

代表

大野 敬三 様

太陽光パネルを、製造から販売、市場の変化まで見てきた。

大野様私はこれまで、太陽光パネルメーカーの日本法人で仕事をしてきました。メーカーの仕事は、完成したパネルを販売するだけではありません。どのような考えで製品がつくられ、品質が管理され、日本の市場や設置条件に合わせてどう届けられるのか。その一連の流れに関わってきました。

行方僕たち施工会社は、現場に届いた製品をどう安全に設置し、長く使える状態にするかを考えています。一方で、そのパネルがつくられるまでの背景や、メーカーがどこを重視しているのかまで知る機会は、決して多くありません。大野さんの経験は、僕たちが普段見ている現場とは反対側から、太陽光発電全体を見てきた経験だと思っています。

大野様そうですね。太陽光パネルは、同じように見えても、技術や品質管理の考え方、保証、供給体制はメーカーによって異なります。また、原材料や為替、物流、国際的な需要によって、価格や供給状況も変わっていきます。表に出ている価格だけを見ていては、なぜ今その価格なのか、今後どのような変化が起こり得るのかまでは分かりません。

行方現場でも、価格だけで製品を選ぶことの難しさを感じます。設置するときの扱いやすさや、屋根との相性、施工後の発電、何かあったときの対応まで含めて考えなければ、お客様にとって本当に良い選択にはなりません。僕たちが現場で感じていたことに、大野さんのメーカー側の知見が加わることで、判断の根拠がより明確になってきました。

大野様メーカーと施工会社では、見ている場所が違います。ただ、最終的に目指しているのは、良い製品をお客様にきちんと届け、長く安心して使っていただくことです。両方の視点をつなぐことで、製品選びも提案も、さらに確かなものにできると思っています。

なぜ、エコテックジャパンの顧問を引き受けたのか。

行方大野さんに顧問をお願いしたのは、単に業界経験が長いからではありません。僕たちは電気工事と施工には自信を持っていますが、会社が次の段階へ進むためには、メーカーや市場を広く見てきた人の視点が必要だと感じていました。

大野様私が顧問を引き受けたのは、エコテックジャパンに、現場で積み重ねてきた確かな力があると感じたからです。太陽光発電は、製品を販売すれば終わりではありません。実際に設置し、電気をつなぎ、お客様の暮らしの中で使える状態にして、初めて価値になります。その最後の部分に責任を持てる会社は、業界にとって非常に重要です。

行方僕たちは北海道で多くの現場に向き合ってきました。積雪や低温、屋根の形、電気の使い方など、一軒ごとに条件が違います。カタログ上では同じ製品でも、現場でどう納めるかによって、その後の安心は変わります。そこは、これから地域が広がっても変えてはいけない部分だと思っています。

大野様その姿勢があるからこそ、次の可能性があると感じました。一方で、会社が成長し、扱う地域や案件が増えるほど、製品、市場、調達、価格についての判断も複雑になります。現場の経験だけでも、メーカーの知識だけでも足りません。エコテックジャパンが持つ施工力に、私が培ってきたパネルと市場の知見を加えることで、会社の強みをさらに大きくできると考えました。

行方顧問というと、外から助言をもらうだけの関係に見えるかもしれません。でも僕たちが大野さんに期待しているのは、もっと実務に近いところです。どの製品を選ぶのか、これからどの市場を見ていくのか、地域ごとにどのような体制をつくるのか。判断の段階から一緒に考えていただくことに意味があると思っています。

大野様私も、過去の経験をそのまま当てはめるつもりはありません。市場も製品も変わり続けています。エコテックジャパンの皆さんが現場で得た情報と、私がメーカー側で見てきた情報を持ち寄り、その時点で最も良い答えを一緒につくっていく。それが顧問として担いたい役割です。

今ある施工力に、メーカー視点と市場を読む力を加える。

大野様エコテックジャパンには、電気工事会社としての施工力と、地域のお客様に向き合ってきた信頼があります。そこは、簡単にまねできるものではありません。そのうえで、これからさらに必要になるのが、メーカーや市場の変化を先回りして捉える力だと思います。

行方これまでは、目の前の現場に確実に応えることを第一に成長してきました。ただ、事業が広がるにつれて、今ある製品の中から選ぶだけではなく、どのメーカーとどのような関係をつくるのか、数年先を見て何を扱うのかまで考えなければならなくなっています。

大野様パネルの市場では、技術の進化と価格の変化が同時に起こります。安くなったから良い、高性能だから良い、という単純な話ではありません。供給が安定しているか、日本の環境に合っているか、保証やサポートが続くのか。会社として責任を持ってお客様へ届けられる製品なのかを見極める必要があります。

行方その判断ができれば、お客様への説明も変わりますね。「この製品が売れているから」ではなく、「この家、この地域、この使い方には、なぜこの製品が合うのか」を、根拠を持ってお伝えできる。現場での提案力も、より強くなると思います。

大野様さらに、現場から戻ってくる情報はメーカーにとっても重要です。施工しにくい点や、お客様が不安に感じる点、実際の使用環境で起きていることは、製品資料だけでは分かりません。エコテックジャパンの現場の声を、メーカーや流通側へ返すことができれば、単に製品を仕入れる関係ではなく、より良い製品や仕組みを一緒につくる関係へ進めます。

行方メーカーから現場へ情報が届き、現場の声がメーカーへ戻る。その間を大野さんにつないでいただくことで、僕たちの施工経験も、一件ごとの経験で終わらず、次の商品選びや事業の形に生かせるようになりますね。

パネルのプロと、電気工事のプロ。
二つの知見が提案を変える。

行方僕たちが持っているのは、電気工事と施工の技術です。建物の条件を確認し、安全に設備を納め、発電した電気を暮らしの中で使えるようにする。設置後に何かあったときも、現場へ行って対応する。その積み重ねが、エコテックジャパンの土台です。

大野様私が持っているのは、パネルメーカーで培った製品と市場の知見です。パネルがどのようにつくられ、価格がなぜ動き、メーカーが何を考えて市場へ製品を出しているのか。その背景を理解したうえで、どの製品を、どのタイミングで、どのように扱うべきかを考えることができます。

行方その二つが合わさると、できることは大きく変わりますね。価格だけで商品を選ぶのではなく、製品の背景を理解したうえで、現場に本当に合うものを選べる。さらに、施工後の使われ方まで見据えて、メーカー側にも具体的な意見を返せるようになります。

大野様太陽光発電の仕事は、メーカーから施工会社へ、一方通行で製品を流すだけでは発展しません。メーカーは現場を知り、施工会社は製品と市場を知る必要があります。それぞれの専門領域を尊重しながら情報を行き来させることで、お客様への提案の質が上がり、事業としての強さも生まれます。

行方僕たちだけでは見えなかった市場の動きを知り、大野さんだけでは見えにくかった地域の現場を僕たちが伝える。その掛け合わせがあるからこそ、単なる顧問契約ではなく、一緒に新しい事業をつくっていく関係になれるのだと思っています。

大野様そうですね。どちらか一方の経験に合わせるのではなく、違う経験を持つ者同士だからこそ生まれる答えがあります。パネルを知る力と、電気工事・施工を知る力。その二つを一つの提案にできることが、これからのエコテックジャパンの大きな強みになると思います。

北海道で培った力を、仙台、神戸、宮崎へ。さらにその先へ。

行方エコテックジャパンは、北海道で培ってきた施工力を土台に、仙台、神戸、宮崎へと活動エリアを広げてきました。今後は大阪を含む関西圏も視野に入れています。それぞれ気候も住宅事情も、お客様の電気の使い方も違います。北海道でうまくいった方法を、そのまま持っていけばよいとは考えていません。

大野様地域が変われば、求められる製品や提案も変わります。一方で、安全な施工、製品を見極める基準、導入後まで責任を持つ姿勢は、どの地域でも共通です。北海道で積み上げたものを軸にしながら、各地域の条件に合わせて形を変えていくことが大切です。

行方そのためにも、現場を増やすだけではなく、地域ごとに同じ品質で判断し、施工できる体制が必要になります。営業、設計、施工がばらばらに動くのではなく、なぜその製品を選び、どう設置し、その後どう支えるのかまで共有できる会社にしたいと思っています。

大野様メーカーとの関係も含め、地域を越えて安定した供給と品質をつくることが、私の経験を生かせる部分です。同時に、各地域の現場から得られた情報を集めることで、北海道だけでは見えなかった需要や課題も見えてきます。それが次の製品選びや提案、新しい事業につながっていきます。

行方施工エリアを広げること自体が目的ではありません。どの地域でも、お客様に「この会社に任せて良かった」と思っていただける仕事を届けることが目的です。そのために、大野さんのメーカー・市場の知見と、僕たちの現場力を一つにしていきたいですね。

大野様太陽光パネルを知る人と、電気工事・施工を知る人が、最初から同じ目的を持って考える。その体制ができれば、製品を売る、設備を取り付けるという枠を越えて、地域ごとに持続するエネルギーの仕組みをつくることができます。北海道から始まった力を、仙台、神戸、宮崎、そしてその先の地域へつなぎ、それぞれに合った形で育てていく。エコテックジャパンの皆さんと、その未来を一緒につくっていきたいと思っています。

行方電気工事のプロとして積み重ねてきた力に、パネルのプロである大野さんの経験が加わる。今回の顧問就任を、肩書だけで終わらせず、製品選び、提案、施工、地域展開のすべてをより良くする力に変えていきたいと思います。

企業情報

合同会社
UNLIMITED

所在地: 北海道札幌市東区北22条東10丁目3番12号
合同会社UNLIMITEDは、太陽光パネルメーカーをはじめとする再生可能エネルギー分野で培った経験と知見を、これからの事業や組織づくりへつなげています。代表の大野敬三氏は、製品、市場、流通に関する幅広い知見を生かし、現在はエコテックジャパンの顧問として、同社の今後の事業展開を支えています。