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開く札幌市にお住まいの方にとって、太陽光発電の導入を検討する際に最も大きな懸念材料となるのが「雪」の問題です。「冬の間は発電しないのではないか」「雪の重みでパネルが壊れないか」「落雪で近隣に迷惑をかけないか」といった不安から、導入を躊躇されている方も少なくありません。
しかし、実際の気象データや発電実績を見ると、北海道・札幌市は太陽光発電に非常に向いている地域であるという事実があります。気温が低いことによる発電効率の良さや、梅雨がないことによる日照時間の確保など、寒冷地特有のメリットが存在するからです。
この記事では、札幌市で太陽光発電を導入する際の真実、絶対に欠かせない積雪対策、そして後悔しないための業者選びについて、株式会社エコテックジャパンが専門的な視点で詳しく解説します。
結論から申し上げますと、札幌市において太陽光発電は十分に採算が合い、経済的メリットを出せる設備です。これには、北海道特有の気候条件と、太陽光パネルの特性が深く関係しています。
太陽光パネルは「熱に弱い」という特性を持っています。一般的なシリコン系パネルは、表面温度が25度を基準としており、そこから温度が1度上昇するごとに発電効率が約0.4〜0.5%低下すると言われています。
本州、特に東京や大阪の真夏は、外気温が35度を超え、直射日光を浴びたパネルの表面温度は70度から80度近くに達することもあります。この高温状態では、カタログ数値通りの発電能力を発揮できず、大きな出力ロスが発生してしまいます。
一方で、札幌市は夏場でも比較的涼しく、パネルが高温になりすぎることを防げます。パネルが最も効率よく稼働する温度帯を長く維持できるため、カタログスペックに近い発電量が期待できるのです。
また、北海道には本州のような「梅雨」がありません。5月から6月にかけて本州が雨天続きで発電量が落ち込む時期でも、札幌では安定した日射量を確保できます。この時期の発電量の貯金が、冬場の低下分を補う大きな要因となります。
気象庁のデータを見ても、札幌市の年間日照時間は決して少なくありません。
地域別の年間日照時間(平年値)の目安
札幌:約1,740時間(梅雨がなく夏場の発電効率が良い)
東京:約1,876時間(冬の日照は多いが、夏場の高温によるロス大)
新潟:約1,595時間(冬季の曇天・降雪により年間日照は少なめ)
このように、年間を通してみると、札幌市は他の地域と比較しても遜色のない発電量を維持できるポテンシャルを持っています。特に春から秋にかけての発電パフォーマンスは全国でもトップクラスです。
12月から3月にかけての降雪期は、パネルの上に雪が積もると発電量はゼロになります。これは事実です。しかし、年間のトータル収支で見た場合、春から秋にかけての高い発電効率が冬場のマイナス分をカバーします。
実際のシミュレーションにおいても、札幌市の年間発電量は東京の約90%〜95%程度を維持できるというデータが多くあります。決して「雪国だから損をする」わけではありません。むしろ、近年の電気料金高騰を考慮すれば、自身の家で電気を作るメリットは年々大きくなっています。
札幌市で太陽光発電を成功させるためには、本州と同じ施工方法では通用しません。積雪や落雪、そして雪の重みに耐えうる「寒冷地仕様」の施工が必須となります。ここを疎かにすると、パネルの破損や雨漏りといった重大なトラブルに繋がります。
雪国での施工において最も重要なのが、パネルの角度と架台(パネルを載せる台)の設計です。
通常の地域では、太陽光を最も効率よく受けるために30度前後の角度で設置することが多いですが、札幌市などの多雪地域では、雪を自然に滑り落とすために角度を急にする(40度〜45度など)等の工夫を行う場合があります。ただし、角度をつけると風の影響を受けやすくなるため、建物の強度とのバランスが重要です。
最近のパネルは性能が向上しており、散乱光(曇りや雪の反射光)でも発電するため、無理に急角度をつけず、雪解けを待つ運用でも十分な採算が取れるケースも増えています。
また、屋根とパネルの間に雪が詰まらないよう、架台の高さを調整する「ハイタイプ架台」を採用することもあります。これらは、地域の気候を熟知した地元の施工業者でなければ判断が難しい領域です。
屋根に積もった雪がパネルの上を滑り落ちる際、勢いよく隣の敷地や道路に落下してしまう「落雪事故」には細心の注意が必要です。太陽光パネルの表面はガラス素材で滑りやすいため、通常の屋根材よりも雪が勢いよく滑落します。
隣家との距離が近い場合、雪が直撃することで、隣家の壁を傷つけたり、カーポートを破損させたり、最悪の場合は通行人に怪我をさせてしまうリスクがあります。
そのため、以下のような対策が検討されます。
無落雪屋根への設置:
北海道で一般的なフラット屋根(スノーダクト方式)の場合、雪を屋根上に留めて自然融雪を待つため、落雪のリスクは低くなります。ただし、パネルに雪が乗っている期間は発電しないため、年間発電量は少し下がります。
雪止め金具の強化:
傾斜屋根の場合、強力な雪止め金具を設置し、雪が塊で落ちないようにします。
配置の工夫:
隣家や道路に近い面にはパネルを設置しない、あるいは離隔距離を十分に取る設計にします。
エコテックジャパンでは、お客様の屋根の形状、隣家との距離、敷地条件を現地調査で綿密に確認し、近隣トラブルを起こさない最適な設置方法をご提案しています。
札幌の雪は水分を含んで重くなることがあります。屋根の上にパネルと架台、さらに積雪荷重がかかるため、建物の構造がその重さに耐えられるかの診断が必要です。
新築住宅であれば最初から太陽光パネルの荷重を計算に入れた設計が可能ですが、既築住宅(リフォーム)の場合は注意が必要です。特に築年数が経過している木造住宅などの場合、必要に応じて屋根の補強工事を行うか、軽量なパネルを選定するなどの対策を講じます。
安全性に関わる部分ですので、安易な施工は禁物です。必ず建築知識のある業者に診断を依頼してください。
経済的なメリットだけでなく、生活の安全を守るという意味でも、札幌市での太陽光発電導入には大きな意義があります。
北海道は冬の寒さが厳しく、暖房需要が高いため、冬場の光熱費が家計を圧迫しやすい地域です。さらに、世界情勢による燃料調整費の高騰や、再生可能エネルギー発電促進賦課金の影響により、電力会社から買う電気の単価は上昇傾向にあります。
太陽光発電を導入し、昼間の電気を「自家消費」することで、電力会社から高い電気を買う量を減らすことができます。特に、オール電化住宅やエコキュートを採用しているご家庭では、昼間の沸き上げに太陽光の電気を活用することで、大幅な光熱費削減が期待できます。
2018年9月に発生した北海道胆振東部地震では、北海道全域が停電する「ブラックアウト」が発生しました。あの時、太陽光発電と蓄電池を設置していたご家庭では、停電中でも電気を使うことができ、情報の収集や冷蔵庫の稼働、スマートフォンの充電などが可能でした。
特に冬場に災害が発生し停電した場合、暖房が使えなくなることは命に関わります。FF式ストーブやポータブルストーブも、着火やファンを回すために微量の電気を必要とするものが多いため、停電時は使えなくなることがあります。
太陽光発電と蓄電池をセットで導入することで、もしもの時の非常用電源を確保でき、家族の生命と生活を守る「シェルター」としての機能を持たせることができます。
参考リンク:経済産業省 資源エネルギー庁(再生可能エネルギーの導入促進)
札幌市においては、太陽光発電単体よりも「蓄電池」をセットで導入するメリットが非常に大きいです。
太陽光発電は、昼間に発電し、家庭で使いきれなかった電気(余剰電力)が発生します。以前はこれを高い価格で売電(FIT制度)できましたが、現在は売電価格が下がってきています。
そのため、安い価格で売るよりも、蓄電池に貯めておき、発電しない夕方や夜間、あるいは雪の降る日に使う「自家消費型」のサイクルを作る方が経済的です。
最新の「ハイブリッド型蓄電池」は、太陽光発電のパワーコンディショナーと蓄電池のコンディショナーが一体化しており、変換ロスが少なく効率的に電気を貯められます。また、停電時には自動で自立運転モードに切り替わるため、操作の手間なく電気が使えるようになります。
また、電気自動車(EV)をお持ちの方、あるいは購入を検討されている方には「V2H(Vehicle to Home)」もおすすめです。EVの大容量バッテリーを家庭用蓄電池として活用するシステムで、一般的な家庭用蓄電池よりも大容量かつ高出力で電気を使えるため、災害時の安心感がさらに高まります。
エコテックジャパンでは、北海道の冬の寒さにも対応できる高性能な蓄電池やV2Hシステムを取り扱っており、お客様のライフスタイルに合わせた容量選定を行っています。
太陽光発電や蓄電池の導入には、国や自治体からの補助金を活用することで、初期費用を大幅に抑えることができます。札幌市は環境対策に力を入れており、独自の補助制度が設けられることがあります。
札幌市では例年、市民を対象に太陽光発電設備や定置用蓄電池の設置に対する補助金公募を行っています。
過去の例では、太陽光発電システムに対して1kWあたり数万円、蓄電池に対して工事費の一部を補助するといった内容で実施されました。これらの補助金は「先着順」や「予算上限」がある場合が多く、公募開始と同時に申請が殺到することもあります。
最新の補助金情報は、札幌市の公式ホームページで必ず確認しましょう。
参考リンク:札幌市 環境局(エネルギー・温暖化対策)
国(環境省や経済産業省)が主導する補助金事業もあります。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)支援事業:
高い断熱性能と省エネ機器、太陽光発電を組み合わせることで、年間のエネルギー収支をゼロにすることを目指す住宅に対する補助金です。
DR(デマンドレスポンス)対応蓄電池補助金:
電力需給が逼迫した際などに、遠隔操作で充放電を制御できる蓄電池を導入する場合に出る補助金です。
これらは補助額が大きい反面、申請要件が複雑で、認定を受けた登録事業者(SIerなど)を通す必要があります。
※補助金情報は年度や時期によって頻繁に変更されます。最新の公募状況や受給条件については、エコテックジャパンまで直接お問い合わせください。当社では面倒な補助金申請の代行サポートも行っております。
札幌市で太陽光発電を検討する際、最も重要なのが「業者選び」です。残念ながら、知識の浅い訪問販売業者によるトラブルや、施工不良による雨漏りなどの被害も報告されています。
北海道の気候を知り尽くした「地域密着型」の業者を選ぶことが鉄則です。本州の大手業者が下請けを使って施工する場合、北海道特有の雪対策のノウハウが不足していることがあります。マニュアル通りの施工では、数年後に雪の重みで架台が曲がったり、コーキングが劣化して雨漏りしたりするリスクがあります。
また、「自社施工」であることも重要です。販売から施工、アフターメンテナンスまで一貫して行う会社であれば、責任の所在が明確であり、万が一のトラブルの際も迅速に対応してもらえます。
その業者が札幌市内でどれくらいの実績を持っているかを確認しましょう。施工実績が多ければ、様々な屋根の形状や雪の状況に対応してきたノウハウが蓄積されています。
また、太陽光発電は20年、30年と長く使い続ける設備です。設置後の定期点検や、機器故障時の対応など、アフターフォロー体制が整っているかどうかも契約前に必ず確認すべきポイントです。会社が札幌にあり、すぐに駆けつけられる距離にあるかどうかも安心材料の一つです。
私たち株式会社エコテックジャパンは、札幌市に本社を構え、北海道全域で太陽光発電、蓄電池、オール電化リフォームなどを手掛ける「エネルギーの総合コンサルタント」です。
創業以来、北海道の厳しい自然環境と向き合い続けてきました。雪国に適したパネルメーカーの選定、耐久性の高い架台の使用、落雪リスクを考慮した配置設計など、経験に基づいた最適なプランをご提案します。
単に「売電で儲かる」といった甘い言葉ではなく、「冬場の発電量はこれくらい落ちる」「メンテナンスにはこれくらいの費用がかかる」といったリスク面も含めて、正直にお伝えすることをモットーとしています。お客様に納得していただいた上でなければ、契約は進めません。
当社は、販売から施工、アフターメンテナンスまでを自社一貫体制で行っています。間に下請け業者を挟まないため、中間マージンをカットし、適正価格で高品質な設備をご提供できます。
施工スタッフは全員、専門的な技術研修を受けたプロフェッショナルです。屋根の防水処理や配線の美しさなど、見えない部分までこだわった施工をお約束します。
設置後も末長く安心してご利用いただけるよう、定期的なメンテナンスや点検サービスを実施しています。また、万が一の機器トラブルや、自然災害による破損などの際も、地元の企業ならではのフットワークの軽さで迅速に駆けつけます。
札幌市での太陽光発電は、雪の影響はあるものの、年間のトータルで見れば十分な経済メリットがあり、災害時の安心も得られる優れた投資です。重要なのは、地域の特性を理解した正しい設計と施工を行うことです。
電気代の高騰が続く今、ご自宅の屋根で電気を作り、賢く使う生活を始めてみませんか。
「我が家の屋根には何キロ載るのか?」「初期費用はいくらで、何年で元が取れるのか?」といった疑問をお持ちの方は、ぜひエコテックジャパンの無料シミュレーションをご利用ください。しつこい営業は一切いたしません。お客様一人ひとりの暮らしに寄り添った、最適なエネルギーライフをご提案いたします。
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